「これからブログを始めたいけど、どのサービスを使えば良いか分からない」「ブログサービスがたくさん有りすぎて悩む」といったブログ初心者の方へ向けて、おすすめの無料ブログサービスを紹介します。
各サービスの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくまとめたので、ブログサービス選びの参考にしていただければ幸いです。
また、ブログを失敗なく選ぶためのポイントも箇条書きでまとめられているため、これからブログを始めようと考えている方はぜひお読みください。
おすすめの無料ブログサービス15選
はてなブログ
はてなブログは、株式会社はてなが運営している無料ブログサービスです。
最大の特徴は、同社が運営しているソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」と相性が良いことです。
はてなブックマークは、2005年からサービスを開始したソーシャルブックマークサービスで、ユーザーがお気に入りの記事を簡単に共有できます。
はてなブログで書いた記事がはてなブックマークでブックマークされると、記事が一気に拡散される可能性があります。
また、はてなブログには「はてなブロググループ」というブロガー同士の交流を促すコミュニティも充実しています。
グループはテーマ別に分かれており、自分のブログのジャンルや趣味に合ったグループに参加することで、他のブロガーとの交流を深められます。
はてなブックマークやブロググループが充実しているはてなブログでは、ブログを始めたばかりの初心者でも最初からある程度のアクセスが見込めるので、モチベーションを維持しやすいのが魅力といえるでしょう。
操作性については、直感的で分かりやすいインターフェースなので、パソコンに不慣れな人でも簡単に記事を書き進められます。
また、ブログ全体の公開範囲を設定することも可能で、限定公開のブログを書きたい人にも適しています。
一方で注意点として、無料プランの場合は月300MBの写真アップロード制限があることや、運営側の広告が表示されてしまうことが挙げられます。
写真やイラストを多用するブログを運営したい人や、運営側の広告を非表示にしたい人は、有料プランへのアップグレードが必要です。
ライブドアブログ
ライブドアブログは、株式会社ライブドアが運営している無料ブログサービスで、2015年5月からすべてのサービスが無料で利用できるようになりました。
記事の容量無制限、独自ドメインの利用、広告の一部非表示など、これまで有料だった機能が無料で使えるようになりました。
中でもデータ容量が無制限なのは大きなメリットで、たくさんの画像や動画を掲載したい人に向いています。
また、1つのアカウントで最大10個までブログを作れるので、趣味や仕事など目的別やジャンル別などで複数のブログを運営したい人にもおすすめできます。
コミュニティ機能も充実しているほか、アクセス解析やアフィリエイトにも対応しているため、ブログを収益化するうえでも汎用性が高いサービスといえます。
一方で注意点として、スマートフォン版では運営側の広告を非表示にできないことが挙げられます。
近年はパソコンよりもスマホからのアクセスが主流になってきて、スマホの小さな画面内に広告が入り込んでしまうことで、収益化の観点においては不利となります。
note
noteは、株式会社ノートが運営しているブログとSNSを掛け合わせたようなサービスです。
noteの最大の特徴は、テキスト・画像・動画などのコンテンツを手軽に投稿でき、なおかつ他のユーザーとの「つながり」を実現できる点です。
具体的には、noteに投稿されたコンテンツに対して、他のユーザーが「スキ」や「フォロー」「シェア」といったSNSのような反応を返すことができます。
ブログのようなリッチコンテンツの作りやすさと、SNSのようなコミュニケーションや拡散性、両方の良いところをうまく取り入れているのがnoteの魅力といえるでしょう。
また、有料コンテンツの販売や投げ銭機能を利用した収益化も可能で、アフィリエイトではなく記事そのものを販売できるのはnoteならではの強みです。
ただし、noteはブログサービスのようにデザインをカスタマイズできず、アフィリエイト広告を自由に貼れないといったデメリットもあります。
シン・ブログ
シン・ブログは、株式会社シンが運営する新しいブログサービスで、他のブログサービスとは異なりWordPressブログを無料で作れます。
WordPressは世界で最も使われているCMSで、テーマやプラグインをインストールすることで自由自在にカスタマイズできます。
通常、WordPressを使う場合はレンタルサーバーとドメインを契約して、WordPressをインストールして、データベースの設定などを行う手間が生じます。
しかし、シン・ブログは内部の設定を自動でやってくれるので、通常の無料ブログと同じような手軽さでWordPressを使えるのが魅力です。
ただし、シン・ブログでは使いやすさと安定動作の観点から、特定のテーマやプラグインしか使うことができず、通常のWordPressに比べてカスタマイズの幅が限られています。
Blogger.com
Bloggerは、Googleが提供している無料ブログサービスで、Googleアカウントがあれば誰でも簡単にブログを始められます。
GoogleアカウントでBloggerにログインして、ブログのタイトルとURLを決めるだけで、わずか数分でブログを開設できます。
また、運営側による広告がほとんどないのも大きなメリットです。
多くの無料ブログではサービス提供側の広告が表示されてしまいますが、Bloggerはほぼ広告がないため、ユーザーを自分のサイトに引き留めやすいです。
さらに、アフィリエイトやAdSenseなど、ブログの商用利用も可能で、無料でありながら広告収入を得られる点は、ブログ初心者にとって魅力的なサービスといえます。
一方で、UI/UXが直感的とは言い難いことや、テンプレートの種類が30種類と少ないことなどが短所として挙げられます。
ブログデザインをこだわりたい人には物足りなさを感じるかもしれません。
FC2ブログ
FC2ブログは、米国のFC2が運営している無料ブログサービスです。
デザインテンプレートが5,500種類と豊富で、公式テンプレートだけでなく有志によって開発されたものもたくさんあるので、無料ブログでありながらデザインを差別化できます。
HTMLやCSSもある程度編集できるので、よりアレンジ度の高いブログを作りたい人におすすめのサービスといえます。
また、アダルトやギャンブルなど、多くのサービスで禁止されているジャンルのブログ運営も許可されているのが大きな特徴です。
一方で注意点として、突然ブログが削除される事例が多いことが挙げられます。
アフィリエイトも許可はされているものの、広告掲載のみを目的としたブログは禁止で、Googleアドセンスも禁止となっています。
運営側の独自基準で違反と判断されれば即座にアカウントが停止されてしまうリスクがあるため、収益化を目的としたブログには向いていません。
まとめると、カスタマイズ性と運営の自由度に優れている反面、突然ブログが削除される危険性があり、収益化には適していないブログサービスと言えます。
Seesaaブログ
Seesaaブログは、シーサー株式会社が運営している無料ブログサービスで、初心者でも直感的に使いこなせるシンプルさが好評です。
具体的には、記事の作成から投稿、カテゴリやタグの設定といった一連の操作がスムーズに行える管理画面が用意されていて、パソコンに不慣れな人でもストレスなくブログ運営を開始できるでしょう。
また、1つのアカウントで最大5つのブログを作れるので、趣味や仕事、日記など、目的別に複数のブログを運営できます。
一方で、スマートフォン版では運営側の広告を消すことができず、アフィリエイトサイトにおいては大きなデメリットとなりなす。
また、3ヶ月間更新のないブログは削除されてしまう危険性があるため、更新頻度の低いブログには向いていません。
アメーバブログ
アメーバブログ(アメブロ)は、株式会社サイバーエージェントが運営している無料ブログサービスで、月間利用者数が7500万人と圧倒的な人気を誇っています。
実際に多くの有名人やタレントが公式ブログとしてアメーバブログを利用しており、一般ユーザーにとってもアクセスや認知度を上げやすい好環境が整っているので、アクセス数を稼ぎたいブログ初心者にとっては魅力的なサービスといえます。
また、投稿したブログ記事に読者が気軽にコメントやいいねをつけられるなど、SNSのようなコミュニティ機能が充実しているのも大きな特徴です。
反面、運営側の広告が表示されてしまうことや、独自のアフィリエイト機能「Ameba Pick」以外のアフィリエイトが使えないなど、収益化を目的として運営するには適していません。
全体的にはアクセス数を稼ぎやすいため、読者を集めて楽しみたい人には向いているサービスといえそうです。
楽天ブログ
楽天ブログは、楽天グループが運営している無料ブログサービスです。
最大の特徴は、ECサイト「楽天市場」との連携機能が充実している点で、楽天ブログから楽天市場の商品を簡単に紹介できるほか、楽天アフィリエイトの設定もスムーズです。
また、データ容量制限が一切なく、写真や動画をたくさん載せることができるので、商品レビューや写真ブログなど、画像を多用するブログジャンルに適しています。
反面、UI/UXの直感性に多少改善の余地があるほか、運営側の広告が表示されてしまうことが短所です。
JUGEMブログ
JUGEMブログは、株式会社メディアーノが運営している無料ブログサービスです。
3,000種類以上という豊富なデザインテンプレートが用意されていて、HTMLやCSSも編集できるので、自分好みの見た目に仕上げやすいでしょう。
また、アフィリエイトやGoogleアドセンスを利用した収益化にも対応しているので、商用利用しても削除される心配がありません。
反面、以前は使えたスマホアプリが廃止になった、SSL通信に非対応でセキュリティとSEOの観点で不利、無料プランだと広告が表示されるなど、デメリットも目立ちます。
Tumblr
Tumblrは、アメリカのTumblr社が運営している無料ブログサービスで、2007年〜2010年代に爆発的な人気を集めました。
X(Twitter)のリツイートのように他の人の投稿を簡単に拡散できる「リブログ」機能や、フォローやいいねなど、SNSのような機能が充実しているのが特徴的で、テキストコンテンツよりも写真や動画がメインのサービスです。
ブログサービスとしても優秀で、様々な無料ブログの中でも群を抜いてデザイン性に優れており、無料プランでも広告も入らないので、誰でも簡単におしゃれなブログを作れます。
アフィリエイト目的での利用や商用利用も可能で、Googleアナリティクスの設定もできるため、より本格的なブログ運用も可能です。
しかし、日本での利用者数はあまり多くなく、世界的にも人気が徐々に廃れていているので、集客効果にあまり期待はできません。
gooブログ
gooブログは、検索ポータルサイトを運営するNTTレゾナントが提供している無料ブログサービスです。
管理画面や投稿画面がシンプルで分かりやすく、細かいことに拘らず、楽にブログを書きたいユーザーに人気がありますが、細かな設定ができないためカスタマイズ性に欠けます。
ただし、有料プラン以外ではアフィリエイトや商用利用ができず、運営側の広告も消すことができないので、収益目的で使うことはおすすめしません、
また、悪質なデマ記事や他のブログサービスでは削除や凍結されるような内容でも、そのまま放置されて残っていることが多く、ブログサービスとしての信頼性を疑問視する人もいます。
ココログ
ココログは、ニフティが運営している無料ブログサービスで、無料プランでもアフィリエイトやアドセンス広告などによる収益化ができ、手軽に収益化できるのが特徴です。
ただ、無料プランだとたくさんの広告が表示されてしまい、広告を完全に消すには毎月1,320円の「オプションパックアドバンス」に課金する必要があります。
UI/UX設計にも改善の余地があるとの指摘が目立ち、操作性の改善が課題と言えそうです。
エキサイトブログ
エキサイトブログは、エキサイトが運営している無料ブログサービスで、機能がシンプルで初心者でも馴染みやすいと評判です。
また、記事の投稿と同時にX(Twitter)・Facebook・Instagramへ自動投稿できたり、Googleアナリティクスを導入してアクセス解析できたりと、機能性に優れています。
無料プランでもアフィリエイトやアドセンス広告に対応していて、商用利用しやすいのもポイントです。
デメリットとしては、運営側の広告が表示されてしまう点や、無料で使えるデータ容量が1GBと少ない点が挙げられます。
忍者ブログ
忍者ブログは、忍者ツールズが運営している無料ブログサービスで、最大の特徴は充実したアクセス解析機能が無料で使えることです。
Googleアナリティクス並みの機能を備えた独自のアクセス解析ツールが標準装備されているので、アクセス状況を簡単に確認できます。
記事ごとのPV数やユーザーの滞在時間といったデータを手軽にチェックでき、数値に基づいてブログを改善しやすいのが大きな魅力といえます。
反面、運営側の広告がブログ上に常に表示されてしまうほか、アフィリエイト広告の掲載位置にも制限があり、収益面では不利です。
失敗しない無料ブログの選び方ポイント
ブログの目的をはっきりさせる
無料ブログサービスを選ぶ際の最初のポイントは、ブログを開設する目的を明確にすることです。
ブログにはさまざまな運用目的があり、日記や趣味の記録をつけるだけの目的で始める人もいれば、アフィリエイトなどの収益化を視野に入れている人もいます。
ブログの目的によって必要な機能は異なるため、何の目的もなく無料ブログを選んでしまうと、後から必要な機能が足りていないことに気づいて後悔してしまうかもしれません。
最初にブログの運用目的を明確にすることで、より自分に適したブログサービスを選ぶことができるでしょう。
目的別におすすめのブログサービスをまとめると、次のようになります。
- 趣味に適したブログサービス:はてなブログがおすすめ
- アフィリエイト・商用利用に適したブログサービス:ライブドアブログがおすすめ
- 記事の販売に適したブログサービス:noteがおすすめ
- 写真・動画掲載に適したブログサービス:Tumblrがおすすめ
広告表示の有無
無料ブログの場合、運営会社の広告がブログページに自動表示されることがほとんどです。
広告が強制的に表示されることで、記事が読みにくくなるだけでなく、アフィリエイトなど収益ブログの場合は成約率やクリック率が下がるなどの悪影響が及びます。
有料プランに加入することで、広告を非表示にできるサービスも多いですが、できるだけ運用コストを抑えたい場合は、広告が少ないもしくは広告が入らない無料ブログサービスを選ぶことをおすすめします。
アフィリエイト・商用利用の可否
ブログで稼ぐことを考えている人は、アフィリエイトやアドセンスなどの広告掲載が可能なブログサービスを選ぶ必要があります。
一部の無料ブログでは、利用規約でアフィリエイトや商用利用が禁止されている場合があるので、必ず事前に確認するようにしましょう。
また、アフィリエイトが可能なブログサービスであっても、掲載できる広告や商品の制限がある場合もあるので、細かな制限についても確認が必要です。
コミュニティ機能
読者との交流が活発になったり、コメントなどで反応が貰えれば、ブログ運営のモチベーションが大きく高まります。
特に、これからブログを続けられるか不安な初心者は、コメント機能をはじめ、読者とのつながりを得られるコミュニティ機能が充実しているかも、無料ブログ選びの大切なポイントだと言えます。
ユーザー数と運営会社の規模
最後に、無料ブログサービスの利用者数と運営会社の規模にも目を向けることをおすすめします。
一般的に利用者が多いほどコミュニティが活発で、運営会社が大きいほどサービスが突然終了する心配も少なくなります。
逆にユーザー数が少なかったり、企業規模が小さかったりすると、採算が合わずにサービス終了してしまう可能性があります。
大切なブログを守るために、利用者数と運営会社の規模について確認して、なるべく規模の大きなサービスを選ぶことが望ましいでしょう。
無料ブログとWordPressの違いは?
無料ブログとWordPressでは、ブログを運営するうえで大きな違いがあります。
無料ブログの場合、サービスを提供している企業のサーバーやドメインを利用するため、基本的に費用は発生しませんが、運営側の広告が表示されたり、アフィリエイトなどの商用利用が制限されていることもあります。
また、記事や画像データの容量制限があるほか、突然ブログサービスそのものが終了してしまう可能性もあります。
それに対してWordPressは、レンタルサーバーとドメインを自分で契約する形をとります。
年間で1万円程度の運営コストが掛かりますが、サーバーとドメインを解約しない限りは永久的に運営を続けられて、アフィリエイトなどの商用利用もできるので、安全かつ自由に運営できるのがメリットです。
WordPressならテーマやプラグインを導入することで、自由自在にカスタマイズもできて、自分好みのブログを作りやすいのも強みといえるでしょう。
本格的にブログをやるならWordPressがおすすめ
本格的にブログ運営を行う場合、無料ブログではなくWordPressを使うことを強くおすすめします。
WordPressでブログをやる場合、独自ドメインとレンタルサーバーを契約する必要があり、ブログサービスに比べて手間と費用がかかります。
しかし、ブログサービスのようにサービス終了の心配がありませんし、自由自在にカスタマイズもできるので、安全かつ自由に運営できます。
さらに、アフィリエイトやGoogleアドセンスによる収益化がしやすいのも大きなメリットで、実際に稼いでいるブロガーのほとんどはWordPressを使っています。
比較的安く、初心者でも簡単にWordPressを始めるには、シン・レンタルサーバーを契約すると良いでしょう。
「WordPressクイックスタート」を利用するとことで、サーバー契約と同時にWordPressのインストールを行うことができ、誰でもすぐにWordPressブログを始められます。
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