WADAXは、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供するレンタルサーバーです。
法人向けをメインとしたサービスのため、セキュリティとカスタマーサポートに優れていて、大規模なメディアも快適に運用できる安定性とスペックの高さも魅力です。
一方で、個人利用の場合にはオーバースペックで、割高でコスパが悪いといった意見も見受けられます。
この記事では、WADAXのメリットやデメリット、利用者の評判や口コミなどを詳しくまとめました。
\ 万全のセキュリティ対策と充実したサポートで人気! /
WADAXのリアルな評判・口コミ
WADAXは実際のところどうなのか、リアルな評判や口コミをまとめました。
SSDストレージなので処理能力が高く、回線も常に安定しており、セキュリティも十分なわりに格安レンタルサーバーとあまり変わらない価格で使うことができます。 サーバーの管理に関しては何度もカスタマーサポートに助けてもらっていますが、土日、祝日も電話での問い合わせが可能で、担当さんの対応も良く好印象でした。
ボクシルSaaS
サイトやブログ運営を始めた当初、どこの サーバーが良いのかも分からずとりあえず 評価が高かったワダックスさんを利用しました。 当時は料金の相場もわからず契約しましたが 大規模なサイトを運営するには良いと思います。 個人で利用するには少し敷居が高いかな。
ボクシルSaaS
他のレンタルサーバーよりも知名度はありませんが、セキュリティに優れているので安心して利用できる点が魅力です。価格は比較的高いように感じますが、不明点などがあって問い合わせをすると迅速・丁寧に対応してくれるので満足はしています。使っていてサーバーが落ちたということはありませんでした。
ボクシルSaaS
新規案件のドメイン管理がWADAXでゲンナリしていたんだけど、大規模アプデでコンパネのUIも機能も超充実されていて歓喜。 無事DNS触れることがわかって踊ってる。
@Novelty_Sakai
WADAXのサーバー障害2日目。いまサポートに電話したら、ガイダンスのみで受付もできない。HPの障害情報では<2023年11月15日(水) 10:10頃>復旧済みと書かれているが、障害は朝からなんら変わらず。外からのメール受信もできないない様子。対応が不完全で遅すぎる。
@ymatsu39
WADAXのメリット・良い評判
WADAXのメリット・良い評判は次のとおりです。
セキュリティ対策が万全
WADAXのレンタルサーバーは、セキュリティ対策が万全である点が大きなメリットの1つです。
セコムと連携した不正侵入検知防護システム(IPS)や、大規模DoS/DDoS攻撃防御を標準搭載しているため、外部からのサイバー攻撃からデータとサービスを守ることができます。
24時間365日、セキュリティ専門スタッフがサーバーの監視と管理を行っており、法人でも安心して利用できる環境が整っています。
機密情報や個人情報を扱う法人ユーザーから、安全性の高さが評価されています。
WordPressに最適化されたプランがある
WADAXには、WordPressに最適化したレンタルサーバーである「あんしんWPサーバー」が用意されています。
WordPressの環境構築から運用までをサポートする機能がたくさん揃っており、WordPressを利用するユーザーにとっては非常に使いやすいサーバーです。
CDNサービスの「Speed Kit」によってキャッシュを利用した高速表示が可能で、効率の良いHTTP/2通信にも対応しているので、WordPressサイトを高速表示できます。
セキュリティ面でも、WordPress向けの脆弱性診断があらかじめ備わっているので、安心して使うことができます。
物理サーバーを専有できるプランがある
WADAXには、物理的なサーバーを占有できる「専用サーバーマネージドプラン」と「専用サーバーセルフプラン」が用意されています。
- 専用サーバーマネージドプラン:サーバーの設定や管理はWADAXに任せられるが月額料金が高い
- 専用サーバーセルフプラン:サーバーの設定や管理を自分でやる代わりに月額料金が安い
物理サーバーを契約することで、他のユーザーの影響を受けずに使えて、共有サーバーよりもパフォーマンスとセキュリティに優れているのがメリットです。
物理サーバーは最低でも初期費用88,000円と月額18,150円(セルフプランの場合)がかかり、共有サーバーに比べて料金はかなり高くなりますが、大規模なサイトや機密情報を扱う必要がある場合に適しています。
365日対応の手厚いサポート体制がある
WADAXを選ぶ大きなメリットとして、手厚いサポート体制が挙げられます。
電話やメール、チャットによるサポートを年中無休で受け付けており、正月やお盆の時期も常設のコールセンタースタッフが対応しているため、万が一トラブルや不明点があってもいち早く問い合わせが可能です。
実際に使っているユーザーからは、「サポートが丁寧で頼れる」「細かいことまで応えてくれた」など、サポート体制を高く評価する意見が寄せられています。
移転代行サービスがある
WADAXでは、データ移行やサーバー移転作業を代行するサービスを有償で提供しています。
サーバー運用の知識がなくてもスムーズにWADAXへの切り替えができるため、手間とコストを省くことができます。
特に、規模の大きな法人メディアなどを移転する場合、ファイルが多くて煩雑になりがちですが、移転代行サービスを利用すれば安心です。
WADAXのデメリット・悪い評判
WADAXのデメリット・悪い評判は次のとおりです。
個人利用には割高になる傾向がある
WADAXは法人利用をメインターゲットとしたレンタルサーバーであるため、個人で利用する場合、高機能を使いきれずに割高と感じてしまうでしょう。
例えば、最も安価な共有サーバーである「あんしんWPサーバー」でも月額2,200円(税込)と、個人向けのレンタルサーバーに比べると2倍くらいの料金設定です。
WordPressを快適に使える素晴らしい環境が整っているものの、多くの個人ユーザーにとっては持て余すほどのスペックと機能で、安さとコストパフォーマンスを優先したい人には向いていません。
共有サーバーでは障害が多い
WADAXの共有サーバーである「あんしんWPサーバー」や「おたすけクラウドサーバー」は、専用サーバーに比べてやや障害の発生率が高いのが短所です。
主にサーバーに高い負荷がかかった時にサイト表示が遅れるなど、軽微で一時的なものがほとんどですが、稼働率を重視する場合にはサーバーを丸ごと借りられる「専用サーバー」を契約すると良いでしょう。
コールセンターの電話がつながりにくいことがある
WADAXのサポート体制は手厚いものの、対応が良いだけにとても人気があり、時間帯によっては繋がりにくい、対応が遅いといった感想も見受けられます。
特に、電話コールセンターへの問い合わせが多く、混雑していてすぐに応答が得られないケースが少なからず存在しているようです。
WADAXの料金プラン
あんしんWPサーバー
初期費用 | 3,300円 |
---|---|
月額料金 | 2,200円〜2,640円 |
最低利用期間 | 1ヶ月 |
無料お試し | ✕ |
独自ドメイン無料 | ✕ |
プラン変更 | ✕ |
データ容量 | 100GB SSD |
転送量目安 | 無制限 |
リソース保証 | ◯ |
割当メモリ | 4GB |
割当vCPU | 1コア |
RAID | RAID10 |
OS | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 |
Webサーバー | Apache + nginx |
WordPress | ◯ |
簡単インストール | ◯ |
マルチドメイン | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 |
データベース | MySQL |
データベース数 | 無制限 |
メールアドレス | 無制限 |
メール送信数制限 | 無制限 |
無料SSL | ◯ |
高速化 | ◯ |
FTP | ◯ |
SSH | ◯ |
アダルトコンテンツ | ✕ |
サポート | 電話 メール チャット |
おたすけクラウドサーバー
AW-M1 | AW-M2 | AW-M3 | AW-M4 | |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額料金 | 34,100円〜 | 38,500円〜 | 45,100円〜 | 58,300円〜 |
最低利用期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
無料お試し | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
独自ドメイン無料 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
プラン変更 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
データ容量 | 100GB SSD | 100GB SSD | 100GB SSD | 100GB SSD |
転送量目安 | 1TB/月 | 1TB/月 | 1TB/月 | 1TB/月 |
リソース保証 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
割当メモリ | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB |
割当vCPU | 2コア | 2コア | 4コア | 8コア |
RAID | RAID10 | RAID10 | RAID10 | RAID10 |
OS | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 |
Webサーバー | Apache + nginx | Apache + nginx | Apache + nginx | Apache + nginx |
WordPress | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
簡単インストール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MySQL | MySQL | MySQL | MySQL |
データベース数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールアドレス | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メール送信数制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無料SSL | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
高速化 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
FTP | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
SSH | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
アダルトコンテンツ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
サポート | 電話 メール チャット | 電話 メール チャット | 電話 メール チャット | 電話 メール チャット |
専用サーバー
マネージド1 | マネージド2 | マネージドSSD | |
---|---|---|---|
初期費用 | 88,000円 | 132,000円 | 154,000円 |
月額料金 | 33,073円〜 | 39,123円〜 | 43,157円〜 |
最低利用期間 | 1ヶ月 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
無料お試し | ◯ | ◯ | ◯ |
独自ドメイン無料 | ✕ | ✕ | ✕ |
プラン変更 | ✕ | ✕ | ✕ |
データ容量 | 4TB HDD | 4TB HDD | 480GB SSD |
転送量目安 | – | – | – |
リソース保証 | ◯ | ◯ | ◯ |
割当メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
割当vCPU | 4コア/8スレッド | 8コア/16スレッド | 8コア/16スレッド |
RAID | RAID10 | RAID10 | RAID1 |
OS | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 | RHEL 7・8 AlmaLinux 8 |
Webサーバー | Apache + nginx | Apache + nginx | Apache + nginx |
WordPress | ◯ | ◯ | ◯ |
簡単インストール | ✕ | ✕ | ✕ |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
データベース | MySQL | MySQL | MySQL |
データベース数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メールアドレス | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
メール送信数制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無料SSL | ✕ | ✕ | ✕ |
高速化 | ◯ | ◯ | ◯ |
FTP | ◯ | ◯ | ◯ |
SSH | ◯ | ◯ | ◯ |
アダルトコンテンツ | ✕ | ✕ | ✕ |
サポート | 電話 メール チャット | 電話 メール チャット | 電話 メール チャット |
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WADAXと他社の比較
WADAXとエックスサーバービジネスを比較
WADAXとエックスサーバービジネスは、どちらも法人向けのレンタルサーバーとして人気です。
料金設定を比較すると、WADAXの共有サーバーであるあんしんWPサーバー(月額2,200円から)が、エックスサーバービジネス(月額4,180円から)よりも安価です。
セキュリティ面では、WADAXがセコムとの提携による侵入検知対策を徹底しているのに対し、エックスサーバービジネスはWeb改ざん検知機能を標準で搭載しています。
プランの違いとしては、WADAXにWordPress最適化サーバーがある一方で、エックスサーバービジネスにはCMS向けプランは存在しません。
WADAXとCPIレンタルサーバーを比較
WADAXとCPIレンタルサーバーは、どちらも法人向けで稼働実績の長い老舗企業です。
料金設定では、WADAXは月額2,200円から使える一方で、CPIは月額4,840円〜と2倍以上も高額です。
セキュリティ面では、WADAXが侵入検知対策を徹底しているのに対して、CPIは自社データセンターによる管理体制に力を入れていて、どちらも安心安全な環境と言えるでしょう。
プランの違いとしては、WADAXにWordPress高速化サーバーがある一方、CPIにはCMS用途のプランは存在しません。
WADAXとカゴヤ・ジャパンを比較
WADAXとカゴヤ・ジャパンは、ともに長年にわたる運用実績がある老舗レンタルサーバーです。
料金設定とプラン構成ともに似ていますが、カゴヤ・ジャパンの方が若干安くなっています。
安全性の面では、WADAXは不正侵入防止に注力しているのに対し、カゴヤ・ジャパンはWebサーバーとメールサーバーを分離することでリスク分散しているという違いがあります。
WADAXとiCLUSTA+ by GMOを比較
WADAXとiCLUSTA+ by GMOは、どちらも老舗企業による法人向けレンタルサーバーです。
iCLUSTA+は最上位プランでも月額2,000円弱と安く、WADAXの半額以下で使えます。
しかし、性能面や大量アクセスに対する耐性ではWADAXのほうが優れていて、iCLUSTA+は安定性には優れているものの大量アクセスに弱いという特色があります。
こんな人にWADAXはおすすめ
セキュリティを重視している法人
WADAXは、セキュリティを重視している法人におすすめのレンタルサーバーです。
IPSやWAFなどのセキュリティ機能、標準装備されているほか、WordPress脆弱性診断などセキュリティ体制が手厚いのが強みで、大切なデータやシステムを守りたい法人に適しています。
手厚いサポートを必要としている法人
WADAXでは365日フリーダイヤルの電話サポートが用意されていて、正月・お盆などの長期休暇時も常設のコールセンターが対応してくれるため、いつトラブルが起きても安心して頼れるレンタルサーバーです。
万が一のトラブル時に手厚いサポートを受けたい法人にとっては、サポートが充実しているWADAXは心強い存在です。
法人でWordPressメディアを運営する場合
WADAXにはWordPress専用のあんしんWPサーバーがあり、WordPressを高速かつ安全に動作させるためのチューニングが施されています。
法人でWordPressメディアを運営するなら、WADAXのあんしんWPサーバーはちょうど良い選択となるでしょう。
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こんな人はWADAXを避けるべき
個人で安く利用したい人:エックスサーバーがおすすめ
WADAXは法人をメインターゲットとしたサービスのため、低価格帯の個人向けプランは用意されておらず、個人向けレンタルサーバーに比べると割高な印象です。
最も安い共有サーバー(あんしんWPサーバー)でも月額2,200円〜と、決して安くはありませんし、初期費用として3,300円もかかります。
安さを最優先する個人ユーザーにとってはハードルが高く、もっと安くても同等かそれ以上のスペックを持つレンタルサーバーはあります。
例えば、レンタルサーバーとして国内No.1のシェアを誇るエックスサーバーでは、月額990円というリーズナブルな料金で300GBの高速SSDサーバーを使えます。
WADAXをお得に申し込む方法
12ヶ月契約がおすすめ
WADAXでは、毎月払いと12ヶ月前払いの2種類の支払い方法がありますが、12ヶ月契約をすることで一月あたりの支払い金額が割引されてお得に使えます。
割引率はプランによって異なりますが、例えばあんしんWPサーバーなら約2ヶ月分の料金が割引、マネージドプランなら5%割引となります。
ただし、12ヶ月契約では最初の支払い金額が高額になるため、予算と照らし合わせて無理のない範囲で契約しましょう。
WADAXに関するよくある質問
- WADAXのメリットは?
-
WADAXのメリットとしては、セキュリティ対策が万全、サポートが手厚い、他社からの移転代行サービス(有償)が充実していることなどが挙げられます。
また、WordPress向けのプランが用意されていて、月額2,000円台というリーズナブルな料金でWordPressを使えます。
- WADAXのデメリットは?
-
WADAXのデメリットとしては、個人利用するには割高でコスパが悪い、共有サーバーでは障害が多いことなどが挙げられます。
また、カスタマーサポートの対応が丁寧であるがゆえに人気があり、時間帯によっては繋がりにくい、対応が遅いといった感想も見受けられます。
- WADAXの初期費用は?
-
WADAXでは、プランによって初期費用が異なります。
- あんしんWPサーバー:3,300円
- 専用サーバープラン1:88,000円
- 専用サーバープラン2:132,000円
- 専用サーバープランSSD:154,000円
なお、おたすけクラウドサーバーは初期費用無料となっています。
- WADAXは最低利用期間はある?
-
はい、WADAXの最低利用期間は1ヶ月です。
- WADAXの支払い方法は?
-
WADAXの支払い方法は次のとおりです。
- クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・AMEX・Diners)
- 銀行振り込み
- WADAXのサポートへの連絡方法は?
-
WADAXのサポートへの連絡方法は次のとおりです。
- メール:公式サイトから問い合わせ可能
- チャット:公式サイトから問い合わせ可能
- 電話:0120-504-746(平日10時〜18時)
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