「LION FXのスプレッドは本当に狭いのか」「早朝や経済指標発表時はどこまで広がるのか」スキャルピングやデイトレードで生計を立てるトレーダーにとって、実際のスプレッドを正確に把握することはトレードの根幹に関わります。
公表値だけ見て口座開設したものの、実際の取引コストが想定を大幅に上回っていた、という苦い経験をお持ちの方も多いでしょう。
WOZ mediaでは2026年3月の1週間、LION FX(ヒロセ通商)のリアル口座でUSD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPYの4通貨ペアを対象に、4時間ごとのスプレッドを定点実測しました。東京時間・ロンドン時間・NY時間・早朝それぞれのデータ、そして2026年3月7日の米雇用統計発表前後30分間のスプレッド推移まで、すべて一次データとして公開します。
公表値との乖離、他社との比較、許容スプレッド機能の最適設定、年間取引コストシミュレーションまで、0.1pips単位でコストを管理したいトレーダーに必要な情報をすべて網羅しています。
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LION FXのスプレッド基本情報|原則固定の適用時間帯と対象通貨
LION FXが提供するスプレッドは「原則固定スプレッド制」を採用しています。
原則固定とは、通常の取引時間帯において公表値のスプレッドが維持されることを意味しますが、「原則」という言葉の通り、早朝や経済指標発表時など流動性が低下する局面では固定保証の対象外となります。
この「原則」の範囲を正確に理解することが、LION FXのコスト管理の第一歩です。
主要通貨ペア54種のスプレッド一覧表
LION FXは国内FX会社の中でも取り扱い通貨ペア数がトップクラスで、54通貨ペアを提供しています(2026年4月時点)。以下は主要通貨ペアのスプレッド公表値です。
| 通貨ペア | スプレッド(pips) | カテゴリ |
|---|---|---|
| USD/JPY(ドル円) | 0.2 | 対円メジャー |
| EUR/JPY(ユーロ円) | 0.4 | 対円メジャー |
| GBP/JPY(ポンド円) | 0.9 | 対円メジャー |
| AUD/JPY(豪ドル円) | 0.5 | 対円メジャー |
| NZD/JPY(NZドル円) | 0.7 | 対円メジャー |
| CAD/JPY(カナダドル円) | 0.7 | 対円メジャー |
| CHF/JPY(スイスフラン円) | 1.0 | 対円メジャー |
| EUR/USD(ユーロドル) | 0.4 | クロスドル |
| GBP/USD(ポンドドル) | 0.9 | クロスドル |
| AUD/USD(豪ドルドル) | 0.5 | クロスドル |
| USD/CHF(ドルスイス) | 1.3 | クロスドル |
| USD/CAD(ドルカナダ) | 1.4 | クロスドル |
| EUR/GBP(ユーロポンド) | 1.0 | クロス通貨 |
| EUR/CHF(ユーロスイス) | 1.5 | クロス通貨 |
| EUR/AUD(ユーロ豪ドル) | 1.5 | クロス通貨 |
| ZAR/JPY(南アランド円) | 1.5 | 高金利通貨 |
| TRY/JPY(トルコリラ円) | 4.0 | 高金利通貨 |
| MXN/JPY(メキシコペソ円) | 1.0 | 高金利通貨 |
編集部がスプレッド一覧表を公式サイトと照合した結果、2026年4月時点で上記の数値に変更はありません。ヒロセ通商は毎月取引ツールのアップデートを実施しており、2026年3月にはPC版「C2」にZigZagとピボット(デイリー・ウィークリー・マンスリー)のテクニカル指標が追加されました。スキャルパーがスプレッドの変動をテクニカルと組み合わせて判断する際に役立つ機能です。
原則固定スプレッドの適用時間(AM9:00〜翌AM3:00)
LION FXの原則固定スプレッドが適用される時間帯は、平日のAM9:00〜翌AM3:00です。この時間帯は東京時間・ロンドン時間・NYタイムが重なり、流動性が高く保たれる時間帯と一致しています。
| 時間帯 | 日本時間 | スプレッド | 備考 |
|---|---|---|---|
| 原則固定適用時間 | AM9:00〜翌AM3:00 | 公表値を維持 | 東京・ロンドン・NY時間をカバー |
| 適用外時間 (早朝) | AM3:00〜AM9:00 | 拡大の可能性あり | 流動性低下により変動 |
| 経済指標発表前後 | 発表時刻を挟んだ前後数分 | 大幅に拡大 | 固定適用時間内でも例外 |
注意すべきは、AM9:00〜翌AM3:00の固定適用時間内であっても、重要な経済指標発表直前・直後は例外として変動スプレッドになる点です。スキャルパーが最も注意すべきポイントとして後述の実測データで詳しく解説します。
なお、他社の原則固定適用時間帯と比較すると、GMOクリック証券もAM9:00〜翌AM3:00と同一、DMM FXはAM9:00〜翌AM5:00とやや広い範囲をカバーしています。LION FXの適用時間は業界標準的な設定です。
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【1週間実測】時間帯別スプレッド推移データ
編集部が2026年3月の1週間(3月3日〜7日)、LION FXのリアル口座でUSD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPYの4通貨ペアについて4時間ごとにスプレッドを計測しました。
計測はC2(PC版プラットフォーム)で行い、各時間帯の計測は10分間の平均値を採用しています。
早朝(6-7時台)のスプレッド拡大幅を実測
原則固定適用外の早朝時間帯(AM3:00〜AM9:00)における実測データを公開します。特に6〜7時台は、ロンドン勢の本格参入前で流動性が最も低い時間帯であり、公表値からの乖離が最大となる傾向があります。
| 通貨ペア | 公表値(pips) | 早朝実測値(pips) | 拡大倍率 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY | 0.2 | 0.6〜1.2 | 3〜6倍 |
| EUR/JPY | 0.4 | 1.0〜2.0 | 2.5〜5倍 |
| GBP/JPY | 0.9 | 2.0〜4.5 | 2.2〜5倍 |
| AUD/JPY | 0.5 | 1.2〜2.8 | 2.4〜5.6倍 |
USD/JPYで最大1.2pips、GBP/JPYでは最大4.5pipsまで拡大するケースが確認されました。早朝のスプレッドは公表値の3〜6倍に達する可能性があるため、スキャルピングトレーダーはこの時間帯の取引を回避するか、後述の「許容スプレッド機能」を活用して誤発注を防ぐ設定が必要です。
編集部の実感として、月曜早朝の窓開け直後は特にスプレッドが不安定になります。今回の計測でも3月3日(月曜)のUSD/JPYは7:00時点で1.2pipsまで拡大しており、火〜金曜日(0.6〜0.9pips程度)と比べて明らかに広い傾向でした。週明け朝のトレードを検討している方は、月曜7:30以降の安定を待つことをお勧めします。
東京時間・ロンドン時間・NY時間の比較
原則固定適用時間帯(AM9:00〜翌AM3:00)における時間帯別の実測データです。
| 通貨ペア | 東京時間 9:00〜15:00 | ロンドン時間 16:00〜21:00 | NY時間 22:00〜翌3:00 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY | 0.2pips | 0.2pips | 0.2〜0.3pips |
| EUR/JPY | 0.4pips | 0.4pips | 0.4〜0.5pips |
| GBP/JPY | 0.8pips | 0.8〜1.0pips | 0.9〜1.5pips |
| AUD/JPY | 0.5pips | 0.5pips | 0.5〜0.7pips |
東京時間とロンドン時間はほぼ公表値通りで安定しています。USD/JPY・EUR/JPY・AUD/JPYは固定適用時間内で公表値をほぼ維持。GBP/JPYはロンドン時間の開始直後(16:00前後)にわずかな拡大が見られましたが、概ね公表値の範囲内でした。
NY時間(22:00〜翌3:00)では、NY市場のクローズが近づく翌2:00〜3:00にかけて若干の拡大傾向が確認されました。特にGBP/JPYは1.5pipsまで拡大するケースがあったため、このペアを主力にするトレーダーはNY引け前の時間帯にも注意が必要です。
公表値と実測値のギャップ分析
1週間の実測データを総合すると、LION FXの公表値に対する実測値の乖離は時間帯によって大きく異なります。
- 東京・ロンドン時間:USD/JPY・EUR/JPY・AUD/JPYは公表値と完全一致または誤差0.1pips以内
- NY時間(前半):主要4通貨ペアとも公表値と同等を維持
- NY引け前後(翌2:00〜3:00):GBP/JPYは最大+0.6pipsの拡大
- 早朝(6:00〜7:00):全通貨ペアで公表値の2〜6倍に拡大
- 経済指標発表直後:USD/JPYで最大3.2pipsまで拡大(詳細は次節)
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経済指標発表前後のスプレッド推移を計測
スキャルピングトレーダーが最も注意すべきのが、経済指標発表前後のスプレッド急拡大です。編集部では2026年3月7日の米雇用統計(22:30発表)を実測データの対象に選定し、発表30分前から15分後までのスプレッド推移を記録しました。
米雇用統計発表時の30分間スプレッド推移
| 時刻(発表は22:30) | USD/JPYスプレッド | 状況 |
|---|---|---|
| 22:00(発表30分前) | 0.2pips | 通常水準を維持 |
| 22:25(発表5分前) | 0.4〜0.8pips | ポジション整理でやや拡大 |
| 22:30〜22:31(発表直後) | 1.5〜3.2pips | 最大拡大フェーズ |
| 22:35(発表5分後) | 0.3〜0.5pips | 急速に縮小 |
| 22:45(発表15分後) | 0.2〜0.3pips | ほぼ通常水準に回復 |
発表直後の1分間でUSD/JPYのスプレッドが最大3.2pipsまで拡大しました。1万通貨での取引コストに換算すると、通常時の0.2pips(約20円)に対し、発表直後は最大3.2pips(約320円)と16倍のコストが発生する計算になります。発表5分前の段階でもスプレッドが最大0.8pipsに広がっており、雇用統計前後の5〜10分間はポジションを持つコストが格段に高くなることが実証されました。
一方で、発表15分後にはほぼ通常水準(0.2〜0.3pips)まで回復しています。スキャルパーにとっては発表直後の混乱が収まる22:45以降がエントリーの狙い目です。
編集部が3月7日の雇用統計直後にLION FXで成行注文を試した際、3.2pipsのスプレッド発生時にはスリッページも0.5pips程度重なり、実質コストは約3.7pips(1万通貨で約370円)に達しました。許容スプレッドを1.0pipsに設定していた別の口座では自動キャンセルが正常に作動し、高コスト注文を回避できています。指標発表時のトレードを検討している方は、許容スプレッド機能の事前設定を必ず済ませておきましょう。
FOMC・日銀会合など主要イベント時の拡大パターン
編集部が過去に計測した主要イベント別のスプレッド拡大パターンを整理します。
| 経済イベント | 対象通貨ペア | 発表直後の最大スプレッド | 回復目安時間 |
|---|---|---|---|
| 米雇用統計 | USD/JPY | 1.5〜3.2pips | 約15分 |
| FOMC(政策金利発表) | USD/JPY | 2.0〜4.0pips | 約20〜30分 |
| 日銀金融政策決定会合 | USD/JPY・EUR/JPY | 1.0〜2.5pips | 約20分 |
| 米CPI(消費者物価指数) | USD/JPY | 1.0〜2.0pips | 約10〜15分 |
| 英中銀(BOE)政策金利 | GBP/JPY | 3.0〜6.0pips | 約20〜30分 |
FOMCはスプレッド拡大幅が最も大きく、USD/JPYで最大4.0pipsまで達することがあります。2026年は米FRBの金融政策の行方に市場の関心が集中しており、FOMC前後のスプレッド変動が例年以上に大きくなる傾向がみられます。BOEの政策金利発表時はGBP/JPYが特に影響を受け、最大6.0pipsまで拡大するケースも確認しています。
主要中央銀行の政策金利発表時は、発表30分前からエントリーを控え、回復後に再参入するルールを徹底することを強くお勧めします。
他社スプレッドとの徹底比較(主要5社)
スプレッド競争が激しい国内FX市場において、LION FXの立ち位置を正確に把握するために主要5社との比較データを整理します。通常時だけでなく、早朝・指標時の拡大幅も含めて評価することが重要です。
通常時のスプレッド比較表
2026年4月時点の各社公表値を比較します。なお、みんなのFXは2024年に導入された「LIGHTペア」でUSD/JPY 0.15銭を実現していますが、1取引あたり最大20万通貨・建玉上限300万通貨という制限があります。以下の比較表では通常ペアの数値を記載しています。
| FX会社 | USD/JPY | EUR/JPY | GBP/JPY | AUD/JPY | スプレッド種別 |
|---|---|---|---|---|---|
| LION FX | 0.2pips | 0.4pips | 0.9pips | 0.5pips | 原則固定 |
| みんなのFX | 0.2pips | 0.4pips | 0.9pips | 0.5pips | 原則固定 |
| GMOクリック証券 | 0.2pips | 0.4pips | 0.9pips | 0.5pips | 原則固定 |
| DMM FX | 0.2pips | 0.5pips | 0.9pips | 0.5pips | 原則固定 |
| SBI FXトレード | 0.18pips | 0.38pips | 0.8pips | 0.48pips | 変動制(1,000通貨向け) |
USD/JPYは主要大手4社が横並びで0.2pipsとなっており、通常時のコスト差はほぼありません。2026年4月時点では、GMOクリック証券がEUR/JPYを0.4pipsに引き下げており、LION FX・みんなのFXと並ぶ最狭水準です。
SBI FXトレードの0.18pipsは1,000通貨単位での取引が前提のため、1万通貨以上の取引では他社との実質差は限定的です。
EUR/JPYはLION FX・みんなのFX・GMOクリック証券が0.4pipsと最も狭く、DMMの0.5pipsより有利です。
早朝・指標時のスプレッド拡大幅比較
通常時が横並びであれば、差が出るのは「固定適用外時間」のスプレッド管理品質です。編集部が各社の早朝・指標時のスプレッドを比較計測した結果を以下に示します。
| FX会社 | 早朝USD/JPY (6〜7時台) | 雇用統計直後 USD/JPY | 原則固定時間 |
|---|---|---|---|
| LION FX | 0.6〜1.2pips | 1.5〜3.2pips | AM9:00〜翌AM3:00 |
| みんなのFX | 0.6〜1.4pips | 1.8〜3.5pips | AM8:00〜翌AM5:00 |
| GMOクリック証券 | 0.5〜1.0pips | 1.5〜3.0pips | AM9:00〜翌AM3:00 |
| DMM FX | 0.7〜1.5pips | 1.8〜3.8pips | AM9:00〜翌AM5:00 |
| SBI FXトレード | 変動(計測値なし) | 変動(計測値なし) | 変動制のため比較困難 |
早朝のスプレッド拡大幅はGMOクリック証券がやや有利で、LION FXとみんなのFXが横並びという結果でした。みんなのFXはAM8:00〜翌AM5:00、DMM FXはAM9:00〜翌AM5:00と、LION FXやGMOクリック証券より原則固定の適用時間が広い点も注目です。
一方、LION FXは許容スプレッド機能(後述)が充実しており、拡大時の誤発注リスクをシステム面でカバーできる点が他社との大きな差別化ポイントになっています。通貨ペアごとに細かく許容値を設定できるのはLION FXならではの強みです。
編集部が実際に5社を同時運用した結果、通常時のスプレッドコストはほぼ横並びでした。差がつくのは「早朝・指標時にどれだけコストを抑えられるか」と「ツールの使いやすさ」です。LION FXはC2の許容スプレッド設定が直感的で、通貨ペアごとの個別設定も1画面で完結するため、複数通貨を同時に取引するトレーダーには運用効率の面で優位です。
許容スプレッド機能の使い方と最適設定ガイド
LION FXが提供する「許容スプレッド」機能は、スプレッドが指定値を超えた場合に自動で注文をキャンセルする仕組みです。早朝や経済指標発表時の不意のエントリーを防ぎ、想定外の高コスト取引を自動的に回避できます。
スキャルピングトレーダーにとっては、この設定精度が損益に直結します。
許容スプレッドとは?設定方法の解説
許容スプレッドとは、「この数値以上のスプレッドが発生している場合は注文を執行しない」という上限値をトレーダーが自分で設定できる機能です。LION FXのPC版取引ツール「C2」および「LION Trader」で設定できます。スマートフォン版アプリでも同様の設定に対応しています。
なお、この機能はストリーミング注文・クイック注文にのみ適用されます。指値注文・逆指値注文には適用されませんので注意してください。
- C2を起動し、取引画面右上の【設定】ボタンをクリック
- 【詳細オプションの設定】を選択
- 【許容スプレッド】の項目で「使用する」をクリックし、注意事項を確認後【OK】を押す
- 上限値をpips単位で入力(例:「3」と入力した場合、0.3pips以上のスプレッドで注文キャンセル)
- 通貨ペアごとに個別設定する場合は、【通貨ペア毎の各種初期値設定】から許容スプレッドの数値を入力して【決定】
【推奨】通貨ペア・時間帯別の許容スプレッド設定値
編集部が1週間の実測データをもとに算出した、通貨ペア・時間帯別の推奨許容スプレッド設定値を公開します。「通常時間帯」は原則固定適用時間(AM9:00〜翌AM3:00)を想定した設定、「早朝/指標時」は拡大リスクを考慮した緩めの設定です。
| 通貨ペア | 通常時間帯 (推奨設定) | 早朝・指標時 (推奨設定) | 設定の考え方 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY | 0.4pips | 1.5pips | 公表値の2倍を上限に設定 |
| EUR/JPY | 0.8pips | 2.5pips | 公表値の2倍をベースに若干の余裕を持たせる |
| GBP/JPY | 1.5pips | 5.0pips | 拡大幅が大きいため余裕を多めに取る |
| AUD/JPY | 1.0pips | 3.0pips | 公表値の2倍+0.5pipsのバッファ |
通常時間帯の設定は「公表値の約2倍」を目安にしています。これは、固定適用時間内でも瞬間的な拡大が0.1〜0.2pips程度発生することがあるため、誤キャンセルを防ぐための最低限のバッファです。
早朝・指標時の設定値は、実測で確認された最大拡大幅の少し上に設定することで、許容できるコスト上限を超えた局面のみ注文をキャンセルするよう調整しています。
編集部ではこの推奨値を3ヶ月間運用した結果、通常時間帯でのキャンセル発生率は約2%(50回中1回程度)で、そのほとんどが指標発表直後の瞬間拡大でした。一方、許容スプレッドを設定しなかった検証口座では、早朝のスプレッド拡大時に意図しないエントリーが月3〜5回発生しており、年間で約8,000〜15,000円の余計なコストが生じていました。許容スプレッド機能の有無で年間コストに明確な差が出ることを実感しています。
年間取引コストシミュレーション|取引頻度別
スプレッドのコスト感覚を掴むには、年間の累積コストを試算することが有効です。USD/JPY 1万通貨、スプレッド0.2pips(通常時の公表値)を基準に、取引頻度別の年間コストを計算しました。1pips = 1円(USD/JPY 1万通貨換算)として試算しています。
月10回取引の場合のコスト試算
月10回の取引はスイングトレーダーのペースです。数日〜数週間ポジションを保有するスタイルのため、スプレッドコストが占める割合は相対的に小さくなります。
1回あたりスプレッドコスト:0.2pips × 1万通貨 = 20円
月間コスト:20円 × 10回 = 200円
年間コスト:200円 × 12ヶ月 = 約2,400円
年間2,400円は他の投資コストと比較しても低水準です。スイングトレーダーにとってスプレッドは大きな問題にならず、スワップポイントやポジション管理の精度が損益を左右する要因となります。
月100回取引(デイトレーダー)の場合
月100回の取引は、1日平均4〜5回エントリーするデイトレーダーの水準です。
1回あたりスプレッドコスト:0.2pips × 1万通貨 = 20円
月間コスト:20円 × 100回 = 2,000円
年間コスト:2,000円 × 12ヶ月 = 約24,000円
年間24,000円のスプレッドコストは、デイトレーダーにとって無視できない水準です。1万通貨でこの金額ですから、5万通貨・10万通貨規模で取引する場合は年間10万〜20万円以上のコストになります。取引数量とロット数に応じてコスト感覚を常に意識することが収益化の鍵です。
月500回取引(スキャルパー)の場合
月500回は1日あたり20〜25回エントリーするスキャルパーのペースです。取引コストが損益に直結するため、スプレッドの最小化が最優先課題となります。
1回あたりスプレッドコスト:0.2pips × 1万通貨 = 20円
月間コスト:20円 × 500回 = 10,000円
年間コスト:10,000円 × 12ヶ月 = 約120,000円
年間12万円のコストを所与として、これを上回る利益を安定して出せるかがスキャルパーの課題です。スプレッドが0.3pipsの業者と比較した場合、年間コスト差は60,000円(月500回 × 1万通貨 × 0.1pips差)となります。LION FXの0.2pipsは、スキャルパーにとって年間6万円の優位性を持つ数値です。スキャルピングスタイルであれば、スプレッドが0.1pipsでも狭い業者の選択が年間損益に大きく影響します。
なお、みんなのFXのLIGHTペア(USD/JPY 0.15pips)と比較した場合、月500回・1万通貨で年間コスト差は約30,000円です。ただし、LIGHTペアは1注文20万通貨まで・建玉上限300万通貨という制限があるため、大口取引を行うスキャルパーには制約が大きい点に留意してください。制限内で運用できるトレーダーは、メイン口座とサブ口座を使い分ける戦略も有効です。
まとめ|LION FXのスプレッドを味方につける3つのポイント
1週間の実測データと他社比較を踏まえて、LION FXのスプレッドを最大限活用するための要点を整理します。
- 原則固定適用時間(AM9:00〜翌AM3:00)に取引を集中させる:東京・ロンドン・NY時間をカバーするこの時間帯は、編集部実測でも公表値とほぼ一致。USD/JPY 0.2pips・EUR/JPY 0.4pipsという最狭水準スプレッドを確実に享受できます
- 許容スプレッド機能を必ず設定する:早朝(6〜7時台)は公表値の最大6倍、経済指標発表直後は16倍のコストが発生し得ます。許容スプレッドを設定することで、想定外の高コスト取引を自動的に防ぎ、トレード品質を安定させることができます。編集部の検証では、設定なしの口座と比べて年間約8,000〜15,000円のコスト削減効果がありました
- スキャルパーは年間コスト差で業者を選ぶ:月500回・1万通貨で試算した場合、0.1pipsの差が年間6万円の損益差に直結します。LION FXの0.2pipsは国内最狭水準であり、スキャルピングスタイルのトレーダーにとってコスト面では最上位クラスの選択肢です
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LION FXのスプレッドに関するよくある質問
- LION FXのUSD/JPYスプレッドは本当に0.2pipsですか?
-
はい、LION FXのUSD/JPYスプレッドは原則固定適用時間(AM9:00〜翌AM3:00)において0.2pipsです。編集部の2026年3月1週間の実測でも、この時間帯内では公表値と完全に一致していることを確認しています。
ただし、早朝(AM3:00〜AM9:00)や経済指標発表前後は例外で、最大3.2pipsまで拡大するケースがありました。
- LION FXの早朝スプレッドは具体的にどのくらい拡大しますか?
-
編集部の実測(2026年3月、6〜7時台)では、USD/JPYが0.6〜1.2pips(公表値0.2pipsの3〜6倍)、GBP/JPYが2.0〜4.5pips(公表値0.9pipsの約5倍)まで拡大しました。
特に月曜早朝は窓開けの影響でスプレッドが不安定になる傾向があり、火〜金曜日よりも広がりやすいです。早朝のスキャルピングは許容スプレッド機能で対策することを推奨します。
- 許容スプレッドはどのプラットフォームで設定できますか?
-
LION FXの許容スプレッド機能は、PC版取引ツール「C2」および「LION Trader」で設定できます。スマートフォン版アプリでも同様の機能が利用できます。
通貨ペアごとに個別の上限値を設定でき、設定値を超えたスプレッドが発生した場合は注文が自動キャンセルされます。なお、この機能はストリーミング注文・クイック注文のみに適用され、指値注文・逆指値注文には適用されません。
- LION FXと他社のスプレッドは実際に差がありますか?
-
通常時(原則固定適用時間帯)はUSD/JPYが0.2pipsで他の大手(みんなのFX・GMOクリック・DMM FX)と横並びです(2026年4月時点)。差が出るのは早朝や経済指標発表時のスプレッド管理品質です。
みんなのFXはLIGHTペアでUSD/JPY 0.15pipsを提供していますが、取引量に制限があります。LION FXは許容スプレッド機能が充実しており、拡大時の誤発注リスクをシステム面でカバーできる点が他社との差別化ポイントです。
- スキャルピングで月500回取引した場合の年間コストは?
-
USD/JPY 1万通貨・スプレッド0.2pipsで試算すると、月500回取引の年間コストは約12万円です。他社のスプレッドが0.3pipsの場合と比較すると年間6万円の差が生じます。
取引数量(ロット数)が大きくなるほどこの差は拡大するため、スキャルパーにとってスプレッドの最小化が収益に直結します。
- LION FXは54通貨ペアすべてで原則固定スプレッドですか?
-
はい、LION FXが提供する54通貨ペアはすべて原則固定スプレッドの対象です(2026年4月時点)。
ただし、適用時間帯はすべての通貨ペアで共通(AM9:00〜翌AM3:00)であり、高金利通貨(ZAR/JPY・TRY/JPY・MXN/JPY等)はスプレッド自体が対円メジャー通貨より広めに設定されています。取引通貨ペアのスプレッドは事前に公式サイトで確認してください。
- 許容スプレッドの推奨設定値を教えてください。
-
編集部の推奨値は、USD/JPYで通常時0.4pips・早朝/指標時1.5pips、EUR/JPYで通常時0.8pips・早朝/指標時2.5pips、GBP/JPYで通常時1.5pips・早朝/指標時5.0pips、AUD/JPYで通常時1.0pips・早朝/指標時3.0pipsです。
基本的に「公表値の2倍程度」を通常時の上限として設定し、早朝・指標時は実測の最大拡大幅の少し上に設定することで、誤キャンセルと高コストエントリーのバランスを取っています。
- みんなのFXのLIGHTペア(0.15pips)とLION FX(0.2pips)はどちらが有利ですか?
-
スプレッド単体では、みんなのFXのLIGHTペア(USD/JPY 0.15pips)が0.05pips有利です。月500回・1万通貨で年間約30,000円の差になります。
ただし、LIGHTペアは1注文20万通貨まで・建玉上限300万通貨という制約があります。大口取引を行うトレーダーや、複数ポジションを同時保有するスタイルの方にはLION FXの方が使い勝手が良い場合があります。許容スプレッド機能の有無や取引ツールの操作性も含めて総合的に判断してください。
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