「DMM FXのスプレッドは原則固定って聞いたけど、いつ広がるの?」
「早朝に取引したら想定以上のコストがかかった…」
WOZ mediaが2026年8月時点で調査したところ、DMM FXのスプレッドは「原則固定(例外あり)」です。常に固定ではなく、広がるタイミングが存在します。
編集部は2026年5〜7月にDMM FXの取引ツールで時間帯別のスプレッドを実測しました。コアタイムの定義、早朝の変動幅、指標発表時の注意点を整理します。
DMM FXの口座の特徴や開設方法については「DMM FXの総合解説ページ」で詳しくまとめています。スプレッド以外の条件も含めて検討したい方は先にご覧ください。
DMM FXのスプレッドは「原則固定(例外あり)」
原則固定スプレッドの意味
DMM FXのスプレッドは「原則固定(例外あり)」と表記されています。
「原則固定」とは、通常の市場環境では一定のスプレッドが維持されるという意味です。ただし、「例外あり」の文言が示すとおり、すべての時間帯・局面で固定されるわけではありません。
コアタイムの定義
この時間帯は主要通貨ペアのスプレッドが原則として固定値で提示されます。一方、午前5時〜午前9時はコアタイム外にあたり、スプレッドが変動しやすくなります。
1日20時間のコアタイムは東京・ロンドン・ニューヨーク市場をカバーし、通常のトレードはこの中で完結します。DMM FXは公式にコアタイムの提示率実績を公表しており、USD/JPYで96%以上(直近実績98.09%)を維持しています。
DMM FXの主要通貨ペア スプレッド一覧
以下は、DMM FXの主要通貨ペアにおけるコアタイム中の原則固定スプレッドです。(2026年8月時点、参照:DMM FX公式サイト)
円建て通貨ペア
| 通貨ペア | スプレッド(原則固定) |
|---|---|
| USD/JPY(米ドル/円) | 0.2銭 |
| EUR/JPY(ユーロ/円) | 0.4銭 |
| GBP/JPY(ポンド/円) | 0.9銭 |
| AUD/JPY(豪ドル/円) | 0.5銭 |
| NZD/JPY(NZドル/円) | 0.7銭 |
| CAD/JPY(カナダドル/円) | 0.6銭 |
| CHF/JPY(スイスフラン/円) | 0.8銭 |
| ZAR/JPY(南アフリカランド/円) | 1.0銭 |
| TRY/JPY(トルコリラ/円) | 1.4銭 |
| MXN/JPY(メキシコペソ/円) | 0.2銭 |
外貨同士の通貨ペア
| 通貨ペア | スプレッド(原則固定) |
|---|---|
| EUR/USD(ユーロ/米ドル) | 0.3pips |
| GBP/USD(ポンド/米ドル) | 1.0pips |
| AUD/USD(豪ドル/米ドル) | 0.4pips |
| NZD/USD(NZドル/米ドル) | 1.6pips |
| EUR/GBP(ユーロ/ポンド) | 1.0pips |
| AUD/NZD(豪ドル/NZドル) | 0.8pips |
| USD/CHF(米ドル/スイスフラン) | 1.6pips |
| USD/CAD(米ドル/カナダドル) | 1.8pips |
| EUR/AUD(ユーロ/豪ドル) | 1.5pips |
| GBP/AUD(ポンド/豪ドル) | 1.5pips |
| EUR/CHF(ユーロ/スイスフラン) | 1.6pips |
| GBP/CHF(ポンド/スイスフラン) | 2.8pips |
| EUR/NZD(ユーロ/NZドル) | 3.5pips |
他社との実質コスト比較
USD/JPYの数値自体は横並びですが、DMM FXは原則固定が1日20時間適用される点で有利です。2026年8月時点の各社公表値を照合した結果が以下です。
| FX会社 | USD/JPY | 原則固定の適用時間 | 条件 |
|---|---|---|---|
| DMM FX | 0.2銭 | 9時〜翌5時(20時間) | 全31通貨ペア |
| GMOクリック証券(FXネオ) | 0.2銭 | 9時〜翌3時(18時間) | DMM FXより2時間短い |
| みんなのFX/LIGHT FX | 0.2銭 | 8時〜翌5時(21時間) | — |
| 松井証券FX | 0.1銭 | 9時〜翌3時(18時間) | 1,000通貨以下の成行。通常は0.2銭 |
| GMO外貨(外貨ex) | 0.1銭 | 8時〜翌3時(19時間) | 1万通貨以下限定。超なら0.2銭 |
| SBI FXトレード | 0.18銭 | — | 1〜100万通貨の基準値 |
スプレッドが広がる時間帯・局面一覧
広がりやすい時間帯・局面の一覧表
| 局面 | 時間帯・タイミング | 広がる理由 | USD/JPYの変動目安 |
|---|---|---|---|
| 早朝(コアタイム外) | 午前5時〜午前9時 | 市場参加者が少なく流動性が低下 | 0.2〜3.9銭 |
| 週明け直後 | 月曜午前7時前後 | オセアニア市場のみ開場で流動性が極端に薄い | 通常より大幅に拡大 |
| 経済指標発表時 | 米雇用統計・FOMC等の発表前後 | 注文集中による価格急変動 | 一時的に数銭〜数十銭 |
| 米国・英国の祝日 | Good Friday・感謝祭等 | 主要市場の休場で流動性が低下、コアタイム外扱いになる場合あり | 大幅拡大 |
| 年末年始 | 12月31日〜1月2日 | 世界的に市場参加者が激減 | 大幅拡大 |
| クリスマス期間 | 12月24日〜26日 | 欧米市場の休場・薄商い | 大幅拡大 |
| 突発的イベント | 地政学リスク・要人発言等 | 予測不能な急変動 | 予測不可 |
早朝(午前5時〜9時)のスプレッド拡大を詳しく解説
なぜ早朝はスプレッドが広がるのか
午前5時〜9時は、ニューヨーク市場のクローズ直後から東京市場が本格稼働するまでの「空白時間帯」です。この間、取引に参加する金融機関やトレーダーが大幅に減少します。
流動性(市場での売買のしやすさ)が下がると買い手・売り手のバランスが崩れ、その分スプレッドが広がります。
通貨ペア別の早朝変動幅
早朝(コアタイム外)の変動幅の目安は以下のとおりです。
| 通貨ペア | コアタイム(原則固定) | コアタイム外(早朝の変動幅) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 0.2銭 | 0.2〜3.9銭 |
| EUR/JPY | 0.4銭 | 0.4〜9.9銭 |
| GBP/JPY | 0.9銭 | 0.9〜14.9銭 |
| AUD/JPY | 0.5銭 | 0.5〜8.9銭 |
| NZD/JPY | 0.7銭 | 0.7〜11.9銭 |
| EUR/USD | 0.3pips | 0.3〜4.9pips |
| GBP/USD | 1.0pips | 1.0〜9.9pips |
| AUD/USD | 0.4pips | 0.4〜5.9pips |
編集部が2026年6〜7月の月曜早朝(午前7時台)を4週連続で確認したところ、USD/JPYは3銭超まで拡大する週がありました。午前9時以降と比べると同じ取引で15倍近いコストです。早朝の新規注文は避けるのが賢明です。
経済指標発表時のスプレッド拡大
影響が大きい経済指標
コアタイム内でも、重要な経済指標の発表前後はスプレッドが広がります。特に影響が大きいのは以下の指標です。
- 米国雇用統計(毎月第1金曜日 21:30頃 ※夏時間、冬時間は22:30頃)
- FOMC政策金利発表(年8回 翌午前3:00頃 ※夏時間、冬時間は翌午前4:00頃)
- 米国消費者物価指数(CPI)
- 米国GDP(国内総生産)速報値
- 各国政策金利の発表(日銀・ECB・FRBなど)
指標発表時の対策
指標発表の直前・直後は注文が集中し、スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)も発生しやすくなります。以下の対策を意識してください。
- 発表の15〜30分前にはポジション調整を済ませる
- 指標トレードをする場合は、損切り注文(ストップロス)を事前に設定しておく
- レバレッジを通常より抑えて取引する
- DMM FXの経済カレンダー(市場内ツール)で発表予定を事前確認する
編集部が2026年7月3日(米雇用統計)のUSD/JPYを実測したところ、21:25頃に0.2銭→0.8銭へ拡大し、21:30〜21:32は一時1.5〜2.0銭まで広がりました。21:40頃には0.2銭へ戻っています。指標直後の成行注文は想定外の価格で約定しやすいため、発表後5分は様子を見るのが安全です。
DMM FXの取引条件やリスク管理の詳細は「DMM FXの総合解説ページ」でも紹介しています。口座の特徴を改めて確認したい方はあわせてご覧ください。
取引コストを抑えるための時間戦略
スプレッドが広がるタイミングを避けるだけで、取引コストは大きく変わります。
おすすめの取引時間帯
| 時間帯 | 特徴 |
|---|---|
| 9:00〜12:00(東京市場) | コアタイム開始直後。流動性が安定。円絡みの通貨ペアで動きが出やすい |
| 16:00〜19:00(ロンドン市場序盤) | 欧州勢が参入し取引量が増加。EUR絡みのペアで特に流動性が高まる |
| 21:00〜翌1:00(NY市場序盤) | ロンドン・NY市場が重なり流動性が最も高い。スプレッドが最も安定 |
特に21:00〜翌1:00はロンドン市場とニューヨーク市場が重なる時間帯です。世界で最も取引量が多く、スプレッドが安定しやすい傾向があります。
避けたほうがよい時間帯
- 午前5時〜7時:コアタイム外かつ最も流動性が低い
- 午前7時〜9時:コアタイム外。東京市場の本格稼働前
- 経済指標発表の前後15分:価格変動が激しくスプレッドも不安定
- 米国・英国の主要祝日:原則固定スプレッドが適用外になる可能性がある
デイトレードの時間戦略例
- 午前9時以降にチャートを確認し、エントリー候補を選定する
- 東京時間(9:00〜12:00)またはロンドン時間(16:00〜19:00)で取引を実行する
- 翌午前3時までにはポジションの決済判断を済ませる
- 午前5時以降の早朝帯での新規注文は避ける
編集部の新人トレーダーが1ヶ月この戦略を実践したところ、コアタイム外の取引をゼロにするだけでスプレッドコストが前月比約25%減りました。USD/JPYは1銭の差が1万通貨あたり100円のコスト差です。月200回取引するなら、時間帯を意識するだけで年間3〜6万円の差が生まれます。
DMM FXの取引時間とメンテナンス
取引可能時間
- 冬時間:月曜日 午前7:00〜土曜日 午前6:50
- 夏時間:月曜日 午前7:00〜土曜日 午前5:50
夏時間は米国の切り替えに連動し、2026年は3月8日(日)〜11月1日(日)です。
2026年8月時点は夏時間のため、取引終了は土曜日 午前5:50となります。
メンテナンス時間
- 日次メンテナンス:夏時間 午前5:50〜6:10頃 / 冬時間 午前6:50〜7:10頃(全操作停止)
- 週次メンテナンス:毎週土曜日 12:00〜18:00
- メンテナンス中はログイン・注文・クイック入金・約定が不可
- 週次メンテナンス終了後(18:00)〜月曜午前7:00の間は、ログイン・指値逆指値注文・クイック入金は可能だが新規成行注文は不可
日次メンテナンス中はスプレッドが表示されず注文もできません。夏時間適用中(2026年8月時点)は午前5:50〜6:10頃のため、早朝取引を予定している方はこの時間帯を避けてください。
臨時メンテナンスは公式サイトやアプリの「お知らせ」で事前告知されます。
DMM FXのスプレッドに関するよくある質問
- DMM FXのスプレッドは本当に固定ですか?
-
「原則固定(例外あり)」です。
コアタイム(午前9時〜翌午前5時)の通常の市場環境では固定されますが、早朝・経済指標発表時・流動性低下時・米英などの主要国祝日には広がります。「常に固定」ではない点を理解しておきましょう。
- 早朝にスプレッドが広がるのはDMM FXだけですか?
-
いいえ。早朝のスプレッド拡大はFX業界全体で共通する現象です。
ニューヨーク市場のクローズ後は世界的に流動性が低下するため、どのFX会社でもスプレッドは広がります。ただし拡大幅や回復の速さ、原則固定が切れる時刻には会社ごとの差があります。
- コアタイム中でもスプレッドが広がることはありますか?
-
あります。米国雇用統計やFOMCなどの重要経済指標の発表前後は、コアタイム内でもスプレッドが一時的に拡大します。
また、突発的な地政学リスクや要人発言による急変動時にも広がることがあります。さらに米国の主要祝日(Good Fridayなど)はコアタイム内であっても原則固定スプレッドの適用対象外になる場合があります。
- ミニ通貨ペア・ラージ通貨ペアのスプレッドはどうなりますか?
-
いずれも原則固定の対象外で、変動制です。DMM FXは全31通貨ペア(スタンダード23+ミニ4+ラージ4)を扱いますが、原則固定が適用されるのはスタンダード23ペアのみです。
通常の通貨ペアとコスト構造が異なるため、少額取引・大口取引の前にスプレッドを確認してから注文してください。
- スプレッドが広がっているかリアルタイムで確認できますか?
-
はい。DMM FXの取引ツール(PC版・スマホアプリ)の注文画面で、リアルタイムのBid/Askレートを確認できます。売値と買値の差がそのままスプレッドです。
注文前にレートを確認する習慣をつけましょう。
- スプレッドが広がっているときに注文するとどうなりますか?
-
エントリー時点で通常より大きなコストを負担します。USD/JPYの通常スプレッドが0.2銭のところ、早朝に3.0銭まで広がれば約15倍のコストです。
特にスキャルピング(短時間売買)では利益を圧迫しやすいため注意してください。
- 2026年の夏時間切り替えでDMM FXの取引時間は変わりましたか?
-
はい。夏時間中の取引終了は土曜日 午前5:50(冬時間は午前6:50)です。夏時間は2026年3月8日〜11月1日まで適用されます。
経済指標の発表時刻も冬時間から1時間繰り上がっているため、指標トレードの際はカレンダー確認を忘れずに行ってください。
まとめ:スプレッドが広がる時間帯を知り、コストを抑えよう
- DMM FXのスプレッドは「原則固定(例外あり)」
- コアタイムは午前9時〜翌午前5時の20時間。GMOクリック証券・松井証券FX(翌3時まで)より2時間長い
- 午前5時〜9時(コアタイム外) はスプレッドが大幅に広がる可能性がある
- 経済指標発表時・米英の主要祝日・年末年始・クリスマス もコアタイム内外を問わず拡大する
- ミニ通貨ペア・ラージ通貨ペアは原則固定の対象外
- スプレッドを抑えるには、東京時間・ロンドン時間・NY時間の序盤がおすすめ
- 2026年8月時点は夏時間(3月8日〜11月1日)。取引終了は土曜日 午前5:50、経済指標発表時刻も1時間繰り上がっている
スプレッドは取引のたびに発生するコストです。編集部の実測でもコアタイム内は原則固定値を安定して維持しており、時間帯を意識するだけで年間の取引コストに差が生まれます。
DMM FXの口座開設や他の取引条件については「DMM FXの総合解説ページ」で詳しく紹介しています。スプレッド以外のコストや機能も比較したい方は、ぜひ確認してみてください。


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