DMM FX スプレッドが広がる時間帯は?コアタイムと例外(原則固定の見方)

DMM FXのスプレッドは「原則固定(例外あり)」で、固定されるのは毎営業日の午前9時〜翌午前5時(コアタイム)だけです。午前5時〜9時は変動し、コアタイム内でも経済指標の発表時や主要国の祝日には広がります。

WOZ media(編集部)が公式の提示スプレッド実績(2026年9月21日〜10月16日分)を読むと、USD/JPYの提示率はコアタイム内が98.53%でした。提示率は基準スプレッド内で配信されたレートの割合です。コアタイム内の最大値は15.6銭に達し、固定は上限を保証するものではありません。(2026年10月時点)

口座の特徴や開設方法は「DMM FXの総合解説ページ」にまとめています。

この記事の目次

DMM FXのスプレッドは「原則固定(例外あり)」

原則固定スプレッドの意味

スプレッドとは売値(Bid)と買値(Ask)の差のことです。この差が取引コストに直結するため、狭いほど有利になります。

「原則固定」とは通常の市場環境では一定のスプレッドが維持されるという意味です。ただし、「例外あり」の文言が示すとおり、すべての時間帯・局面で固定されるわけではありません。公式は拡大時の上限を一定値に限定しないと明記しています。

コアタイムの定義

コアタイム:毎営業日の午前9時〜翌午前5時

この時間帯は主要通貨ペアのスプレッドが原則として固定値で提示されます。一方、午前5時〜午前9時はコアタイム外にあたり、スプレッドが変動しやすくなります。

1日20時間のコアタイムは東京・ロンドン・ニューヨーク市場をカバーし、通常のトレードはこの中で完結する長さです。公式の提示スプレッド実績(USD/JPY、2026年9月21日〜10月16日)では、提示率はコアタイム外が95.72%でした。コアタイム内でも約1.5%のレートは0.2銭を超えていました。

主要国の祝日、年末年始、クリスマス時期は、コアタイム内でもスプレッドが拡大する可能性があると公式に書かれています。経済指標の日程はDMM FXの経済指標カレンダーで確認できます。

DMM FXの主要通貨ペア スプレッド一覧

以下は、DMM FXの主要通貨ペアにおけるコアタイム中の原則固定スプレッドです。(2026年10月23日掲載分、参照:DMM FX公式サイト)

円建て通貨ペア

通貨ペアスプレッド(原則固定)
USD/JPY(米ドル/円)0.2銭
EUR/JPY(ユーロ/円)0.4銭
GBP/JPY(ポンド/円)0.9銭
AUD/JPY(豪ドル/円)0.5銭
NZD/JPY(NZドル/円)0.6銭
CAD/JPY(カナダドル/円)0.6銭
CHF/JPY(スイスフラン/円)0.8銭
ZAR/JPY(南アフリカランド/円)0.8銭
TRY/JPY(トルコリラ/円)1.2銭
MXN/JPY(メキシコペソ/円)0.2銭

外貨同士の通貨ペア

通貨ペアスプレッド(原則固定)
EUR/USD(ユーロ/米ドル)0.3pips
GBP/USD(ポンド/米ドル)0.6pips
AUD/USD(豪ドル/米ドル)0.4pips
NZD/USD(NZドル/米ドル)1.6pips
EUR/GBP(ユーロ/ポンド)0.9pips
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)0.8pips
USD/CHF(米ドル/スイスフラン)1.6pips
USD/CAD(米ドル/カナダドル)1.8pips
EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)1.5pips
GBP/AUD(ポンド/豪ドル)1.5pips
EUR/CHF(ユーロ/スイスフラン)1.6pips
GBP/CHF(ポンド/スイスフラン)2.8pips
EUR/NZD(ユーロ/NZドル)3.5pips

上記は2026年10月23日掲載の値で、コアタイム(午前9時〜翌午前5時)に適用されます。NZD/JPY・ZAR/JPY・TRY/JPY・GBP/USD・EUR/GBPの5ペアは、2026年10月7日18時に基準スプレッドが縮小されました。最新値はDMM FX公式サイトでご確認ください。

ミニ通貨ペア(1,000通貨単位・主要4ペア)とラージ通貨ペア(1注文最大200Lot・主要4ペア)には基準スプレッドがなく、原則固定はスタンダード23ペアのみが対象です。ミニの条件は「DMM FXのミニ通貨ペア」で整理しています。

他社との実質コスト比較

USD/JPYの数値自体は横並びですが、DMM FXは原則固定が翌午前5時まで続く点が違いです。2026年10月時点の各社公表値を表にまとめました。

FX会社USD/JPY原則固定の適用時間条件
DMM FX0.2銭9時〜翌5時(20時間)原則固定は23ペアのみ
GMOクリック証券(FXネオ)0.2銭9時〜翌3時(18時間)DMM FXより2時間短い
みんなのFX/LIGHT FX0.2銭8時〜翌5時(21時間)—
松井証券FX0.1銭9時〜翌3時(18時間)1,000通貨以下の成行。通常は0.2銭
GMO外貨(外貨ex)0.1銭8時〜翌3時(19時間)1万通貨以下限定。超なら0.2銭
SBI FXトレード0.18銭—1〜100万通貨の基準値

USD/JPYの広告表示は0.2銭で横並びです。午前3時〜5時は、GMOクリック証券が3.8銭、松井証券FXが0.2〜6.0銭に切り替わるのに対し、DMM FXは原則固定の0.2銭を提示します。

スプレッドが広がる時間帯・局面一覧

広がりやすい時間帯・局面の一覧表

局面時間帯・タイミング広がる理由USD/JPYの目安
早朝(コアタイム外)午前5時〜午前9時市場参加者が少なく流動性が低下広告幅0.2〜3.9銭
営業日の切り替え前後夏時間の午前6時前後(冬時間は午前7時前後)公式が流動性低下の例に挙げる時間帯。営業日の切り替え時刻とも重なる—
週明け直後月曜午前7時〜8時頃取引開始直後で流動性が薄い—
取引時間の終了前後土曜の取引終了(夏時間は午前5:50)の前後公式が拡大の要因に挙げている—
経済指標の発表前後米雇用統計・FOMCなどの発表前後注文集中による価格急変動コアタイム内でも期間中の最大15.6銭
主要国の祝日・年末年始・クリスマス時期各国の祝日を事前に確認市場参加者が減り流動性が低下—
突発的イベント地政学リスク・要人発言・大規模災害など予測できない急変動。カバー先のスプレッド拡大もそのまま反映上限は一定値に限定されない

表は公式が挙げた拡大の例で、「など」とあるため、ここにない場面でも広がります。「—」は公式が数値を示していない項目です。

早朝(午前5時〜9時)のスプレッド拡大を詳しく解説

なぜ早朝はスプレッドが広がるのか

午前5時〜9時はニューヨーク市場の終了(日本時間で夏時間は午前6時、冬時間は午前7時)をまたいで、東京市場が本格稼働するまでの「空白時間帯」です。この間、取引に参加する金融機関やトレーダーが大幅に減少します。

流動性(市場での売買のしやすさ)が下がると買い手・売り手のバランスが崩れ、その分スプレッドが広がります。

通貨ペア別の早朝変動幅

コアタイム外の広告幅と、公式の提示スプレッド実績(2026年9月21日〜10月16日)の提示率・最大値は以下のとおりです。

通貨ペアコアタイム(原則固定)コアタイム外の広告幅提示率(内/外)期間中の最大値(全時間帯)
USD/JPY0.2銭0.2〜3.9銭98.53%/95.72%15.9銭
EUR/JPY0.4銭0.4〜9.9銭99.15%/97.68%18.9銭
GBP/JPY0.9銭0.9〜14.9銭99.86%/97.50%24.9銭
AUD/JPY0.5銭0.5〜8.9銭99.87%/97.94%19.9銭
NZD/JPY0.6銭0.6〜11.9銭—27.5銭
EUR/USD0.3pips0.3〜4.9pips99.95%/98.23%9.9pips
GBP/USD0.6pips0.6〜9.9pips—19.9pips
AUD/USD0.4pips0.4〜5.9pips99.94%/98.99%9.1pips

提示率は時間の割合ではありません。NZD/JPYとGBP/USDは期間中の2026年10月7日に基準スプレッドを縮小したため、提示率を載せていません。

GBP/JPYのコアタイム外の広告幅は0.9〜14.9銭で、基準の約16.6倍です。期間中の最大値は24.9銭で、1Lot(1万通貨)あたりのコストは基準の90円から2,490円まで膨らみます。

USD/JPYの1Lot(1万通貨)あたりのコストは、基準の0.2銭なら20円、コアタイム外の広告幅の上限3.9銭なら390円です。約20倍の差になるため、早朝の新規注文は午前9時以降に回します。

経済指標発表時のスプレッド拡大

影響が大きい経済指標

コアタイム内でも重要な経済指標の発表前後はスプレッドが広がります。特に影響が大きいのは以下の指標です。

  • 米国雇用統計(毎月第1金曜日 21:30頃 ※夏時間、冬時間は22:30頃)
  • FOMC政策金利発表(年8回 翌午前3:00頃 ※夏時間、冬時間は翌午前4:00頃)
  • 米国消費者物価指数(CPI)
  • 米国GDP(国内総生産)速報値
  • 各国政策金利の発表(日銀・ECB・FRBなど)

米国の夏時間は2026年3月8日〜11月1日で、2026年10月時点の指標は冬時間より1時間早く発表されます。11月2日以降は日本時間で1時間遅くなります。

指標発表時の対策

指標発表の直前・直後は注文が集中し、スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)も発生しやすくなります。公式はスリッページが有利になる場合も不利になる場合もあるとしています。

  • 発表の15〜30分前にはポジション調整を済ませる
  • 指標トレードをする場合は、損切り注文(ストップロス)を事前に設定しておく
  • DMM FXの経済カレンダー(市場内ツール)で発表予定を事前確認する

公式の提示スプレッド実績では、USD/JPYはコアタイム内でも期間中の最大値が15.6銭に達しました。公式が挙げる要因は経済指標の発表や要人発言による急変です。指標直後の成行注文は想定外の価格で約定しやすいため、発表後5分は成行を控えます。

取引コストを抑えるための時間戦略

おすすめの取引時間帯

時間帯特徴
9:00〜12:00(東京市場)コアタイム開始直後。流動性が安定。円絡みの通貨ペアで動きが出やすい
16:00〜19:00(ロンドン市場序盤)欧州勢が参入し取引量が増加。EUR絡みのペアで特に流動性が高まる
21:00〜翌1:00(NY市場序盤)ロンドン・NY市場が重なり流動性が高い

DMM FXはコアタイム内なら基準スプレッドが同じなので、時間帯を選ぶ目的は提示率が下がる局面を避けることです。表の時間帯は夏時間のもので、冬時間は欧米の市場が日本時間で1時間後ろにずれます。

避けたほうがよい時間帯

  • 午前5時〜9時:コアタイム外。USD/JPYの広告幅は0.2〜3.9銭
  • 夏時間の午前6時前後・月曜午前7時〜8時頃:公式が流動性低下の例に挙げる時間帯
  • 経済指標の発表前後:価格変動が激しくスプレッドも不安定
  • 主要国の祝日・年末年始・クリスマス時期:コアタイム内でも拡大する可能性がある

デイトレードの時間戦略例

  1. 午前9時以降にチャートを確認し、エントリー候補を選定する
  2. 東京時間(9:00〜12:00)またはロンドン時間(16:00〜19:00)で取引を実行する
  3. コアタイムが終わる翌午前5時までに、ポジションの決済判断を済ませる

USD/JPYは1銭の差が1万通貨あたり100円のコスト差です。1万通貨を月20回、すべてコアタイム外の広告幅の上限3.9銭で売買した最悪の場合は月7,800円、基準の0.2銭なら月400円で、年間では88,800円の差になります。(1万通貨あたり、スプレッドのみで計算)

DMM FXの取引時間とメンテナンス

取引可能時間

  • 冬時間:月曜日 午前7:00〜土曜日 午前6:50
  • 夏時間:月曜日 午前7:00〜土曜日 午前5:50

夏時間は米国の切り替えに連動し、2026年は3月8日(日)〜11月1日(日)です。
2026年10月時点は夏時間のため、取引終了は土曜日 午前5:50です。11月1日(日)から冬時間(取引終了は土曜日 午前6:50)に切り替わります。

メンテナンス時間

  • 営業日の切り替え:夏時間 午前6:00 / 冬時間 午前7:00(火〜木の取引時間は連続)
  • 週次メンテナンス:毎週土曜日 12:00〜18:00
  • メンテナンス中はログイン・注文・クイック入金・約定が不可
  • 取引時間外(土曜の取引終了〜月曜午前7:00)は、ログイン・指値/逆指値注文・クイック入金はできるが約定しない

公式の取引時間表に日次の停止時間はなく、火〜木は夏時間なら午前6:00から翌午前5:59まで連続しています。午前6時前後は営業日の切り替えと流動性の低下が重なるため、新規注文は避けたい時間帯です。
メンテナンスの延長は取引時間のページとお知らせで確認できます。

DMM FXのスプレッドに関するよくある質問

DMM FXのスプレッドは本当に固定ですか?

「原則固定(例外あり)」です。

コアタイム(午前9時〜翌午前5時)の通常の市場環境では固定されますが、早朝・経済指標発表時・流動性低下時・主要国の祝日には広がります。

早朝にスプレッドが広がるのはDMM FXだけですか?

いいえ。早朝のスプレッド拡大はFX業界全体で起きます。

ニューヨーク市場のクローズ後は世界的に流動性が低下するため、どのFX会社でもスプレッドは広がります。ただし拡大幅や回復の速さ、原則固定が切れる時刻には会社ごとの差があります。原則固定が続くのはDMM FXとみんなのFXが翌午前5時、GMOクリック証券と松井証券FXが翌午前3時までです。

コアタイム中でもスプレッドが広がることはありますか?

あります。米国雇用統計やFOMCなどの重要経済指標の発表前後は、コアタイム内でもスプレッドが一時的に拡大します。

また、突発的な地政学リスクや要人発言による急変動時にも広がります。主要国の祝日、年末年始、クリスマス時期も、コアタイム内で拡大する可能性があると公式に書かれています。

ミニ通貨ペア・ラージ通貨ペアのスプレッドはどうなりますか?

いずれも原則固定の対象外で、変動制です。DMM FXは全31通貨ペア(スタンダード23+ミニ4+ラージ4)を扱いますが、原則固定が適用されるのはスタンダード23ペアのみです。

スプレッドが広がっているかリアルタイムで確認できますか?

はい。DMM FXの取引ツール(PC版・スマホアプリ)の注文画面で、リアルタイムのBid/Askレートを確認できます。アプリの操作は「DMM FXアプリの使い方」にまとめています。売値と買値の差がそのままスプレッドです。

スプレッドが広がっているときに注文するとどうなりますか?

エントリー時点で通常より大きなコストを負担します。USD/JPYの基準スプレッドが0.2銭のところ、早朝に広告幅の上限3.9銭まで広がれば約20倍のコストです。

2026年の夏時間切り替えでDMM FXの取引時間は変わりましたか?

はい。夏時間中の取引終了は土曜日 午前5:50(冬時間は午前6:50)です。夏時間は2026年3月8日〜11月1日まで適用され、11月1日(日)から冬時間に切り替わります。

まとめ:スプレッドが広がる時間帯を知り、コストを抑えよう

  • コアタイムは午前9時〜翌午前5時の20時間。GMOクリック証券・松井証券FX(翌3時まで)より2時間長い
  • 午前5時〜9時(コアタイム外) はUSD/JPYの広告幅が0.2〜3.9銭に広がる
  • 経済指標発表時・主要国の祝日・年末年始・クリスマス時期 はコアタイム内でも拡大する可能性がある
  • コアタイム内の基準は同じなので、指標発表の前後と祝日・年末年始・クリスマス時期を避ける

スプレッドは取引のたびに発生するコストです。USD/JPYの0.2銭は1Lotで20円です。

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この記事を書いた人

小畑 和彰のアバター 小畑 和彰 合同会社WOZ 代表

1999年11月12日、神奈川県三浦市にて生まれる。東京都目黒区在住。
2016年7月にフリーランスとして起業し、Webサイト運営・アフィリエイト広告事業を開始。2020年4月に合同会社WOZ(WOZ LLC)を設立し、アフィリエイト事業の一部を法人化。
現在は、アフィリエイトやウェブ制作を主軸に置きながらも、FXや株式投資にも意欲的に取り組み、自身で得た知見をもとに情報発信を行っている。

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