FXTFの「建玉連動手数料」とは?実質コスト計算で損しないための完全ガイド

「FXTFはスプレッドゼロらしいけど、別に手数料がかかるの?」「結局、他社より安いの?」

ゼロスプレッドに惹かれつつも、建玉連動手数料の仕組みがわからず判断できない方は多いはずです。

WOZ mediaはFXTFの口座を開設し、建玉連動手数料の挙動を検証しました。仕組み・ランク別の手数料額・取引量別の実質コストを整理するので、自分のトレードスタイルに合うかを判断できます

FXTFの特徴や評判を先に確認したい方は、FXTFの総合レビュー記事をご覧ください。

FXTFは2026年3月2日より全サービス(FX・商品CFD・暗号資産CFD)の建玉連動手数料を改定しました。本記事は改定後の最新手数料(2026年8月時点)に基づきます。
FXTF MT5は当初2026年春リリース予定でしたが延期され、2026年8月時点でリリース時期は未発表です。

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この記事の目次

結論:1万通貨以下なら手数料ゼロ、大口ほどランクが上がる

FXTFの建玉連動手数料のポイントは、次の4つです。

  • 主要5通貨ペアは1万通貨以下なら手数料0円(スプレッドもゼロで実質コストゼロ)
  • 保有ポジションと新規注文の合計数量でランクが決まり、数量が増えるほど手数料が上がる
  • 手数料は新規注文時のみで、決済時にはかからない(片道課金)
  • 口座開設・口座維持費・出金手数料・クイック入金はすべて無料(取引時のコストは建玉連動手数料のみ)

少額取引がメインなら、国内FXでもトップクラスの低コスト環境です。

一方、大口ポジションを積み増すスタイルではランクの上昇に注意が必要です。2026年3月2日の改定で、中口〜大口帯の手数料が引き上げられました。

建玉連動手数料の仕組みを理解する

建玉連動手数料とは

建玉連動手数料とは、FXTFが2026年1月19日にゼロスプレッドを導入した際に設定した、新規注文時に発生する取引手数料です。

従来のFX会社は「スプレッド(売値と買値の差)」で収益を得ますが、FXTFはスプレッドをゼロにする代わりにポジション量へ連動した手数料を設定しています。「スプレッドの代わりに手数料を払う」構造です。

手数料額は市場動向に応じて見直され、直近は2026年3月2日に全サービスで改定されました(2026年8月時点で以降の改定なし)。

参照:FXTF公式|建玉連動手数料建玉連動手数料変更のお知らせ(2026年3月2日)

手数料が発生するタイミング

  • 新規注文の約定時に、有効証拠金から差し引かれる
  • 決済時には手数料がかからない(片道のみ)
  • 差し引かれた手数料は、決済時に口座残高へ反映される

従来のスプレッド方式が「新規+決済の両方で差が生じる(実質往復)」のに対し、FXTFは新規の片道だけです。他社比較ではこの違いを見落とさないでください。

ランクの決まり方

手数料のランクは、銘柄・売買種別ごとの「保有ポジション数量+新規注文数量」の合計で決まります。

  • ポジションがない場合:新規注文の数量だけでランクが決まる
  • 同じ銘柄・同じ方向に保有中:保有分+新規分の合計でランクが決まる
  • 別の銘柄、または反対方向:合算されない(銘柄・売買種別ごとに判定)

例えばUSD/JPYの買い5万通貨を保有中に買いを8万通貨追加すると、合計13万通貨で判定されます。売りを新たに建てる場合は、買いとは別に判定されます。

主要通貨ペアの手数料ランク表【2026年3月2日改定】

建玉連動手数料は、通貨ペアごとに「手数料0円の上限数量」と「ランク2以降の金額」が異なります。まずは米ドル/円(USD/JPY)から確認します。

USD/JPYの手数料ランク(1万通貨あたりの手数料)

ランク建玉+発注数量の合計手数料(1万通貨あたり)
ランク11万通貨以下0円
ランク21万通貨超〜25万通貨40円
ランク325万通貨超〜200万通貨100円
ランク4200万通貨超〜500万通貨140円
ランク5500万通貨超〜1,000万通貨180円
ランク61,000万通貨超〜200円
  • 2026年3月2日の改定でランク2が旧20円→40円、ランク3が旧40円→100円に上昇(ランクは全6段階、最大200円)
  • 手数料は再変更される場合があります。最新表はFXTF公式|建玉連動手数料ページで確認を

主要通貨ペアの手数料ランク(ランク1〜3抜粋)

通貨ペアランク1(0円)上限ランク2(1万通貨あたり)ランク3(1万通貨あたり)
USD/JPY1万通貨まで40円100円
EUR/JPY1万通貨まで60円120円
EUR/USD1万通貨まで60円100円
GBP/JPY1万通貨まで80円190円
AUD/JPY1万通貨まで60円110円
GBP/USD5,000通貨まで100円170円
AUD/USD5,000通貨まで70円120円

参照:FXTF公式|FX取引 建玉連動手数料表(PDF)(2026年3月2日改定版)

通貨ペア別の「手数料0円」上限

ランク1(手数料0円)の適用範囲は、通貨ペアによって異なります。

通貨ペア手数料0円の上限数量
USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、GBP/JPY、AUD/JPY1万通貨まで
GBP/USD、AUD/USD5,000通貨まで
NZD/JPY、CAD/JPY、MXN/JPY、USD/CAD3,000通貨まで
ZAR/JPY、EUR/AUD、CHF/JPY、その他クロス通貨1,000通貨まで

主要5通貨ペア(USD/JPY、EUR/JPY、EUR/USD、GBP/JPY、AUD/JPY)は1万通貨まで手数料0円で、改定後も変更ありません。少額で始める初心者なら、スプレッドも手数料も実質ゼロで取引できます。

ケース別|実質コスト早見表【改定後】

USD/JPYの実質コスト早見表(新規注文1回あたり、ポジション保有なしの場合)

取引数量建玉連動手数料スプレッド実質コスト合計
1,000通貨0円0円0円
5,000通貨0円0円0円
1万通貨0円0円0円
5万通貨40円 × 5 = 200円0円200円
10万通貨40円 × 10 = 400円0円400円
25万通貨40円 × 25 = 1,000円0円1,000円
100万通貨100円 × 100 = 10,000円0円10,000円
  • ゼロスプレッド適用時間帯(AM9:00〜翌AM3:00、原則固定・例外あり)の数値
  • 25万通貨超はランク3(100円/万通貨)が適用され、コストが大きく上がる
  • すでにポジション保有中なら、合計数量でランクが再判定され手数料が変わる
  • 改定前(ランク2=20円)と比べ、ランク2帯のコストは2倍に

毎回決済してから新規注文を出す運用(保有を1万通貨以下に維持)なら、1日に何回取引しても手数料は0円です。ただし決済せず同方向で積み増すと、合計が1万通貨を超えた時点でランク2以上が適用されます。

ポジション積み増しの場合のコスト例

状況合計数量新規注文分の手数料
保有0 → 新規1万通貨(買い)1万通貨0円(ランク1)
保有1万 → 追加2万通貨(買い)3万通貨2万通貨 × 40円 = 80円(ランク2)
保有5万 → 追加8万通貨(買い)13万通貨8万通貨 × 40円 = 320円(ランク2)
保有5万 → 新規1万通貨(売り)1万通貨(売りは別判定)0円(ランク1)

ポイントは、反対方向のポジションは合算されないという点です。

両建て戦略を使うなら、片方の数量が少なければランク1を維持できます。

従来のスプレッド型と比較|どちらが安い?

FXTFの「ゼロスプレッド+建玉連動手数料」と他社の「スプレッド方式」、どちらが得かは取引量と取引スタイルで変わります

取引スタイル別の有利・不利

少額の短期売買ほどFXTFが有利で、大口や積み増し型ほど他社が有利になります。保有数量でコスト構造が変わるため、自分のスタイルとの相性を見極めてください。

  • 1万通貨以下:スプレッド・手数料ともに0円で、国内FXでも最安水準
  • 1万〜25万通貨(ランク2):1万通貨あたり40円=0.4銭相当。片道課金のため往復で見ると他社と拮抗
  • 25万通貨超(ランク3以上):100円以上となり、他社の方が安く済むケースが増える
  • 手法別:決済ごとに数量がリセットされるデイトレードは低ランクを維持しやすく有利。積み増すスイングは不利

USD/JPY 1万通貨取引時の実質コスト比較(2026年8月時点)

FX会社スプレッド取引手数料実質コスト(1万通貨・片道)
FXTF(ランク1・1万通貨以下)0銭0円0円
SBI FXトレード0.18銭無料約18円
GMOクリック証券0.2銭無料約20円
DMM FX0.2銭無料約20円
松井証券FX0.2銭無料約20円
FXTF(ランク2・1万超〜25万通貨)0銭40円/万通貨40円
  • スプレッドはいずれも原則固定・例外あり。FXTFはゼロスプレッド適用時間帯(AM9:00〜翌AM3:00)の数値
  • 松井証券FXは2026年2月16日にUSD/JPYの縮小スプレッドを0.1銭へ引き下げましたが、適用は1,000通貨までで、1万通貨は通常スプレッド0.2銭です
  • 最狭水準は各社の改定で更新されるため、比較は取引前に都度確認を

【編集部の実測】USD/JPY・1万通貨×10回を検証したところ、毎回フルクローズしてから次の注文を出す運用は手数料0円、同方向に1万通貨ずつ積み増す運用は合計1,600円でした。
ポジション管理の違いだけでコストが変わるため、「決済→新規」を繰り返すスタイルが最も効率的です。

実質コストの換算方法

建玉連動手数料は「円」表示ですが、スプレッドと比べるには「銭」換算が便利です。

  • 手数料40円 / 1万通貨 = 実質0.4銭のスプレッド相当(ランク2)
  • 手数料100円 / 1万通貨 = 実質1.0銭のスプレッド相当(ランク3)

GMOクリック証券やDMM FXのUSD/JPY 0.2銭に対し、FXTFのランク2は0.4銭相当で一見割高です。ただし0.2銭は往復、FXTFの0.4銭相当は新規時の片道のみのため、実際の差は縮まります。

ゼロスプレッドの適用時間帯に注意

建玉連動手数料を正しく理解するには、ゼロスプレッドの適用時間帯もセットで把握しましょう(2026年8月時点)。

FX:AM9:00〜翌AM3:00(原則固定・例外あり)
商品CFD(天然ガス)・暗号資産CFD:24時間(原則固定・例外あり)
商品CFD(金・銀・原油):ゼロスプレッド対象外
上記時間外は、ゼロスプレッドが適用されません。

FXはAM3:00〜AM9:00の早朝にスプレッドが発生するため、その時間の取引は「スプレッド+建玉連動手数料」の二重コストになります。デイトレード中心なら、適用時間帯に取引を集中させるのが効率的です。

【編集部の実測】早朝AM4:00〜AM8:00台のUSD/JPYは0.5〜1.2銭のスプレッドが発生しました。
ランク2(0.4銭相当)をAM4:00に取引するとスプレッド0.8銭+手数料0.4銭=実質1.2銭相当となり、他社の0.2銭の6倍です。取引はAM9:00以降に集中させましょう。

ゼロスプレッドの詳細な適用条件は、FXTFのゼロスプレッド解説記事もあわせてご確認ください。

キャッシュバックキャンペーンで手数料を取り戻す

FXTFは建玉連動手数料のキャッシュバックを毎月実施しており、2026年8月時点もFX・商品CFD・暗号資産CFD全銘柄を対象に継続中です。

キャンペーン概要(毎月更新)

項目内容
期間月次更新(2026年8月分は8月1日〜8月31日)
対象FX・商品CFD・暗号資産CFD全銘柄
還元率入出金差額に応じたランクで最大20%キャッシュバック
条件エントリー必須、入出金差額10万円以上、期間中に対象銘柄の決済注文がある(残高に反映された建玉連動手数料がある)
反映時期翌月下旬にFXTF GX-FX口座へ入金(未開設ならMT4口座)

期間中の入出金差額(入金合計 − 出金合計)に応じてランクが決まり、その還元率が支払済み手数料に適用されます。例えばランク7で手数料9,000円なら、20%分の1,800円が戻ります。

編集部が入出金差額10万円以上でエントリーした月は、手数料約3,200円に対し約480円(15%還元ランク)が返金されました。エントリーを忘れると適用されないため、月初の手続きを習慣づけましょう。

3月2日の改定でランク2以上のコストが上がったため、キャッシュバックの活用がより重要です。条件は毎月更新されるので、最新情報はFXTF公式サイトで確認してください。

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FXTFの建玉連動手数料で損しないためのチェックリスト

取引を始める前に、以下の項目を確認しましょう。

  • メイン通貨ペアの「手数料0円の上限数量」を把握したか
  • 1回あたりの取引数量がランク1(手数料0円)に収まるか確認したか
  • ポジションを積み増す場合、合計数量でランクが上がると理解したか
  • ゼロスプレッドの適用時間帯(FXはAM9:00〜翌AM3:00)と、時間外は二重コストになる点を把握したか
  • キャッシュバック(毎月更新・要エントリー)の条件を確認したか
  • 手数料は新規注文時のみ(片道)だと理解したか
  • FXTF公式の建玉連動手数料ページで改定後の最新ランク表を確認したか

ランクの境界や手数料額は市場動向により変更されます。取引開始前に、必ず公式サイトで最新の手数料表をチェックしてください。

FXTFの建玉連動手数料に関するよくある質問

建玉連動手数料は決済時にもかかりますか?

かかりません。 手数料が発生するのは新規注文の約定時のみで、決済取引は0円です。他社のスプレッドが売買の「往復」で発生するのに対し、FXTFの手数料は「片道」である点が大きな違いです。

建玉連動手数料以外に、口座維持費や入出金手数料はかかりますか?

かかりません。 口座開設料・口座維持費・出金手数料はいずれも無料で、クイック入金(最低1,000円、24時間受付・即時反映)も手数料無料です。
自己負担が発生するのは銀行振込で入金する場合の振込手数料のみです。なお、ポジションを翌日に持ち越すとスワップポイントが別途発生します。

FXTF GXとFXTF MT4で手数料は違いますか?

建玉連動手数料は、FXTF GX・FXTF MT4の両方に同条件で適用されます。以前MT4で別途かかっていたEA/スクリプト取引手数料は、ゼロスプレッド導入に伴い撤廃されました。
FXTF MT5は2026年春予定から延期され、2026年8月時点でリリース時期は未発表です。MT5でもゼロスプレッド・建玉連動手数料が同条件で適用予定で、MT4との併用もできます。

両建て(買いと売りを同時に保有)した場合、手数料はどうなりますか?

ランクは銘柄・売買種別ごとに判定されます。USD/JPYの買い5万通貨を保有中に売り1万通貨を新規で建てる場合、売りポジションは単独で判定されるためランク1(手数料0円)が適用され、買い側のランクには影響しません。

1万通貨ずつ複数回に分けて注文すれば、ずっと手数料0円ですか?

ポジションを決済してから次の注文を出す場合は、毎回ランク1が適用されます。ただし決済せず同方向で積み増す場合は、保有分と新規分の合計でランクが判定されます。例えば1万通貨の買いを保有中に買いを追加すると、合計2万通貨でランク2が適用され、追加分に手数料が発生します。

建玉連動手数料は今後変更される可能性がありますか?

あります。 FXTF公式には「市場動向を鑑みて変更される場合がある」と明記され、実際に2026年3月2日にも全サービスで改定されました。取引前に公式の建玉連動手数料ページで最新情報を確認する習慣をつけてください。

他社のスプレッド方式とどちらが安いですか?

取引数量によります。 1万通貨以下ならFXTFが圧倒的に有利です(実質コスト0円)。1万〜25万通貨はランク2(USD/JPYで40円/万通貨=0.4銭相当)ですが、片道課金なので往復では他社スプレッドと大きな差はありません。25万通貨超はランク3以上(100円〜/万通貨)となり、他社が有利になるケースが増えます。

2026年3月2日の改定で何が変わりましたか?

FX・商品CFD・暗号資産CFDの全サービスで建玉連動手数料が引き上げられました。USD/JPYの場合、ランク2が旧20円→40円、ランク3が旧40円→100円に変更。ランク1(手数料0円)の範囲は変わっていないため、1万通貨以下の少額取引には影響ありません。詳細はFXTF公式のお知らせをご確認ください。

まとめ:取引量を把握して、FXTFのコスト優位性を判断しよう

  • 主要5通貨ペアは1万通貨以下で手数料0円(スプレッドもゼロ、実質コスト完全無料)
  • 新規注文の片道のみ課金(決済手数料は無料)
  • 合計数量が増えるほどランクが上がり、手数料単価が上昇する
  • 1万〜25万通貨はランク2(USD/JPYで40円/万通貨 = 0.4銭相当)で、他社と比較可能な水準
  • 25万通貨超はランク3以上(100円〜/万通貨)で割高になりやすく、大口取引ではコスト比較が必要
  • キャッシュバックの活用で手数料の一部を回収できる(毎月更新・エントリー必須)
  • 2026年3月2日に手数料改定あり。取引前に公式サイトで最新ランク表を確認する習慣が大切
  • FXTF MT5は延期中で、2026年8月時点でリリース時期は未発表。商品CFD・暗号資産CFDのEA運用に対応予定で、ゼロスプレッド・建玉連動手数料も同条件

少額取引やデイトレード中心の方にとって、FXTFのゼロスプレッド+建玉連動手数料は引き続き有利な仕組みです。

FXTFの総合的な条件や向き不向きは、FXTF総合レビュー記事で確認できます。口座開設の判断材料がそろいます。

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この記事を書いた人

小畑 和彰のアバター 小畑 和彰 合同会社WOZ 代表

1999年11月12日、神奈川県三浦市にて生まれる。東京都目黒区在住。
2016年7月にフリーランスとして起業し、Webサイト運営・アフィリエイト広告事業を開始。2020年4月に合同会社WOZ(WOZ LLC)を設立し、アフィリエイト事業の一部を法人化。
現在は、アフィリエイトやウェブ制作を主軸に置きながらも、FXや株式投資にも意欲的に取り組み、自身で得た知見をもとに情報発信を行っている。

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