楽天FX(楽天証券)の評判・本音レビュー|楽天経済圏と相性抜群

楽天FXの評判をまとめました。

管理人自身のトレード経験やネット上での口コミをもとに、様々な観点から公平にレビューし、メリットとデメリットをわかりやすくまとめたので、これから楽天FXを使おうか迷っている方はぜひ参考にしてください。

この記事の目次

楽天FXの総合評価

スクロールできます
項目評価説明
安全性8/10ネット証券最大手の楽天証券が運営。
大手金融機関との連携で概ね安定しているが、2016年3月、ドル円のスプレッドが15円開くトラブルを起こしている。
スプレッド8/10米ドル/円0.2銭など業界最狭水準。
ただし、指標発表時や早朝は広がりやすい。
スワップポイント7/10米ドル円は214円と平均的な水準。
主要通貨は競合他社並みの金利。
約定力7/10通常時は安定した約定を実現。
指標発表時は若干の遅延あり。
通貨ペア5/1028種類の通貨ペアを提供。
円ペアと高金利通貨は多いが、マイナーペアやエキゾチックペアは少なめ。
取引ツール9/10マーケットスピードFXとMT4が使用可能。
スマホアプリiSPEED FXも充実。
入出金8/10楽天銀行との連携で入出金がスムーズ。
13行以上のクイック入金対応。
キャンペーン8/10新規口座開設で最大70万円キャッシュバック。
取引で楽天ポイントが貯まる特典あり。
情報量9/10ロイターニュース等の情報が充実。
経済指標カレンダーなど分析ツールも豊富。
サポート8/10平日8:30~17:00のサポート対応。
24時間利用可能なチャットボットあり。
総合評価77/100

楽天証券は、最大級のネット証券として優れた取引環境と信頼性を提供しています。

特に取引コストの面では、米ドル/円0.2銭という業界最狭水準のスプレッドを提供しており、デイトレードやスイングトレードに適した環境を整えています。

また、国内系FX会社では数少ないMT4対応であり、マーケットスピードFXと併せて充実した取引ツールを提供しています。

楽天グループならではの特徴として、取引で楽天ポイントが貯まるほか、楽天銀行との連携で入出金をスムーズに行うことができ、日頃から楽天経済圏の恩恵にあやかっている方にとっては便利なFXサービスです。

早朝時間帯や指標発表時にスプレッドが広がりやすい点や、カスタマーサポートが平日日中のみという点はデメリットですが、総合的に見て充実した取引環境を提供するFX会社といえるでしょう。

楽天FXの良い評判・メリット

国内FX会社としては珍しくMT4が使える

楽天FXの大きな強みは、世界標準の取引ツールMT4が利用できる点です。

MT4は高度なテクニカル分析機能と自動売買機能を備えており、国内の大手証券会社でMT4を提供しているのは楽天FXだけです。

EAなどの自動売買システムを利用したい場合や、独自のテクニカル指標を使いたい場合でも、国内の信頼できる証券会社で取引できるのは大きなメリットといえるでしょう。

高機能な取引ツールが充実している

楽天証券独自の取引ツール「マーケットスピードFX」は、約40種類のテクニカル指標と豊富なチャート機能を搭載しています。

チャート画面からのダイレクト発注に対応し、複数の通貨ペアを同時にモニタリングできるマルチチャート機能も充実しています。

また、カスタマイズ性が高く、トレーダーの好みに応じた画面設定が可能で、使い込むほどに効率的な取引環境を構築できます。

iPhoneやAndroidスマホ向けには、専用アプリ「iSPEED FX」が用意されています。

特にiSPEED FXは4画面同時表示に対応し、スマートフォンでありながらPC並みの機能性を実現。独自の「サークルメーター」機能により、相場状況を直感的に把握することができます。

取引量に応じて楽天ポイントが貯まる

楽天FXならではの特徴として、取引量に応じて楽天ポイントが貯まる点が挙げられます。

10万通貨の取引ごとに1ポイントが付与され、貯まったポイントは楽天市場での買い物やサービス利用に使えます。

さらに、取引量に応じて楽天銀行のステータスも上がり、ATM手数料無料回数の増加などの特典も得られます。

楽天サービスとの連携が便利

楽天FXは、楽天市場をはじめとするオンラインサービスを数多く手掛ける「楽天グループ」が運営しているだけあり、楽天サービスとの連携がとてもスムーズです。

特に便利なのが、楽天銀行との連携機能「マネーブリッジ」で、マネーブリッジを使うことで楽天銀行とFX口座間の資金移動が簡単になります。

さらに、楽天証券の総合口座を持っている場合は、株式投資やNISA、iDeCoなど、様々な投資商品を一元管理できるため、FXトレードと並行してその他の投資も簡単にできます。

また、取引量に応じて楽天銀行のステータスが上がり、ATM手数料無料回数の増加などの特典も得られます。

市場情報やニュースが豊富

楽天FXでは、トムソンロイター、フィスコ、グローバルインフォの3社からニュースを配信しており、市場動向を多角的に把握できます。

また、自社の投資情報メディア「トウシル」やYouTubeでの動画配信、人気講師によるオンラインセミナーなど、教育コンテンツの提供にも力を入れています。

経済指標カレンダーや市場分析レポートも充実しており、投資判断に必要な情報を幅広く入手できる環境が整っています。

レバレッジコースを選べる

楽天FXでは、5種類のレバレッジコースから取引スタイルに合わせて選択可能です。

スタンダードの25倍コースに加えて、10倍、5倍、2倍、1倍のコースが用意されており、自身のリスク許容度に応じて選ぶことができます。

特に初心者の方は、レバレッジを低く設定することで、急激な相場変動による大きな損失を避けることができます。

また、コースごとに証拠金維持率も設定でき、より細かいリスク管理が可能となっています。

最小取引量1,000通貨で少額から取引できる

楽天FXでは、全ての通貨ペアで1,000通貨から取引可能です。

例えば米ドル/円の場合、1,000通貨であれば約6,000円の証拠金から取引を始めることができます。(1ドル=150円の場合)

最小取引単位が10,000通貨の他社FX会社と比べて、より少額から取引を始められるため、初心者の方でもリスクを抑えながら実践的なFX取引の経験を積むことができます。

楽天FXの悪い評判・デメリット

指標発表時にスプレッドが広がりやすい

楽天FXでは、重要な経済指標発表時や早朝時間帯にスプレッドが大きく広がる傾向があります。

特に米ドル/円の場合、通常時は0.2銭という狭いスプレッドですが、指標発表時には数銭から十数銭まで広がることもあり、短期売買を行う際には注意が必要です。

カスタマーサポートの時間が限定される

楽天FXのカスタマーサポートは、受付時間が平日8:30~17:00に限定されているため、夜間や休日にトラブルが起きたときにすぐ問い合わせることができません。

24時間対応のAIチャットボットは用意されているものの、複雑な問い合わせには対応できず、営業時間外のサポート体制は十分とは言えません。

金融資産100万円以上が必要

楽天FXで口座開設する際の審査基準として、金融資産が100万円以上あることが条件となっています。

これは他社と比較して厳しい基準であり、少額から始めたい初心者にとってはハードルが高くなっています。

ただし、100万円以上の入金をする必要はなく、資産を証明する資料を提出することもないため、実際に100万円を持っていなくても口座開設はできてしまいます。

システムが不安定になりやすい

重要イベント時などにシステムが不安定になることがあるという報告が見られます。

特に、大きな経済指標の発表時などにレート配信が遅れたり、注文が約定しにくくなったりする場合があります。

値動きが穏やかな時であれば安定して取引できますが、市場が大きく動く場面では不安定になりがちなので、そのようなタイミングでの短期トレードは避けておくべきでしょう。

楽天FXがおすすめな人の特徴

楽天経済圏のユーザー

楽天FXは、楽天グループのサービスを日常的に利用している方に特におすすめです。

取引量に応じて楽天ポイントが貯まり、楽天市場での買い物などに使えるほか、楽天銀行との連携で入出金が便利です。さらに取引量に応じて楽天銀行のステータスが上がることで、ATM手数料無料回数の増加などの特典も得られます。

楽天証券の総合口座を持っている方なら、株式投資と合わせてFX取引も同一口座で管理できる利便性もあります。

本格的なチャート分析をしたい人

マーケットスピードFXには約40種類のテクニカル指標が搭載されており、本格的なチャート分析が可能です。

複数の通貨ペアを同時に監視できるマルチチャート機能や、チャート画面からの直接発注にも対応しており、テクニカル分析を重視したトレードを行いたい方に適しています。

また、スマートフォンでもiSPEED FXで充実した分析機能を利用できるため、場所を選ばず取引できます。

MT4での自動売買に興味がある人

国内の大手証券会社でMT4を提供しているのは楽天FXだけであり、EAを使った自動売買取引を安心して行える環境が整っています。

MT4は世界標準の取引ツールであり、独自のテクニカル指標の作成や、プログラミングによる売買ロジックの自動化なども可能です。国内の信頼できる証券会社でMT4取引を行いたい方には、最適な選択肢といえるでしょう。

楽天FXのキャンペーン情報

新規口座開設キャンペーン

新規口座開設者を対象に、最大70万円のキャッシュバックが受け取れるキャンペーンを実施しています。

2023年10月以降にFX口座を開設し、条件となる取引数量を達成することで、取引量に応じたキャッシュバックを受けることができます。

さらに、取引数量に応じて楽天ポイントも付与されるため、取引すればするほどお得になります。

FXキャッシュバックキャンペーン

取引量に応じてキャッシュバックが受けられる定期的なキャンペーンを実施しています。

対象通貨ペアごとに1万通貨の取引で1〜5円のキャッシュバックが得られ、取引量が多いほど還元額も大きくなります。

特に、EUR/AUD、EUR/GBP、AUD/NZDなどのクロス通貨ペアでの取引は、より高額のキャッシュバックが得られます。

楽天FXの取引条件

取り扱い通貨ペア

楽天FXでは、28種類の通貨ペアを取り扱っており、主要通貨から高金利通貨まで幅広い取引が可能です。

通貨ペア説明取引単位
🇺🇸🇯🇵USD/JPY米ドル/円1,000通貨
🇪🇺🇯🇵EUR/JPYユーロ/円1,000通貨
🇬🇧🇯🇵GBP/JPY英ポンド/円1,000通貨
🇦🇺🇯🇵AUD/JPY豪ドル/円1,000通貨
🇳🇿🇯🇵NZD/JPYNZドル/円1,000通貨
🇨🇭🇯🇵CHF/JPYスイスフラン/円1,000通貨
🇨🇦🇯🇵CAD/JPYカナダドル/円1,000通貨
🇿🇦🇯🇵ZAR/JPY南アフリカランド/円1,000通貨
🇹🇷🇯🇵TRY/JPYトルコリラ/円1,000通貨
🇲🇽🇯🇵MXN/JPYメキシコペソ/円1,000通貨
🇨🇳🇯🇵CNH/JPY人民元/円1,000通貨
🇭🇰🇯🇵HKD/JPY香港ドル/円1,000通貨
🇸🇬🇯🇵SGD/JPYシンガポールドル/円1,000通貨
🇳🇴🇯🇵NOK/JPYノルウェークローネ/円1,000通貨

通貨ペアのグループ分類

メジャー通貨ペアUSD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、EUR/USD、GBP/USD など
流動性が高く、スプレッドが狭いため、短期売買に適しています。
クロス円AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY、CHF/JPY など
日本人トレーダーに人気の高い通貨ペアです。
高金利通貨ペアTRY/JPY、MXN/JPY、ZAR/JPY など
スワップポイントを狙った中長期保有向きです。
アジア通貨ペアCNH/JPY、HKD/JPY など
アジア市場の経済動向に連動した値動きが特徴です。

・取引単位は全ての通貨ペアで1,000通貨からとなります。
・取引時間外や経済指標発表時は、取引が制限される場合があります。
・通貨ペアによって流動性が異なり、取引のしやすさに差があります。

取引時間

楽天FXの取引時間は、米国の夏時間と冬時間で以下のように異なります。

曜日取引開始取引終了
月曜日7:00翌5:55
火~金曜日6:10翌5:55
土・日曜日取引不可取引不可

スプレッド

楽天FXのスプレッドは主要通貨ペアで業界最狭水準を実現しています。ただし、早朝時間帯(3:00~9:00)や経済指標発表時はスプレッドが広がる傾向があります。

通貨ペア通常時
(9:00~翌3:00)
早朝帯
(3:00~9:00)
🇺🇸🇯🇵USD/JPY0.2銭~7.8銭
🇪🇺🇯🇵EUR/JPY0.5銭~15.8銭
🇬🇧🇯🇵GBP/JPY0.9銭~18.8銭
🇦🇺🇯🇵AUD/JPY0.6銭~5.8銭
🇳🇿🇯🇵NZD/JPY1.2銭~7.9銭
🇨🇦🇯🇵CAD/JPY1.7銭変動制
🇨🇭🇯🇵CHF/JPY1.8銭変動制
🇿🇦🇯🇵ZAR/JPY0.9銭~2.0銭
🇹🇷🇯🇵TRY/JPY6.8銭変動制
🇲🇽🇯🇵MXN/JPY0.2銭変動制
🇨🇳🇯🇵CNH/JPY0.9銭変動制
🇭🇰🇯🇵HKD/JPY2.9銭変動制

・上記スプレッドは2024年4月現在の参考値です。
・市場の状況により、スプレッドが大きく広がる場合があります。
・経済指標発表時など、重要イベント時にはスプレッドが一時的に拡大する可能性があります。
・早朝時間帯は流動性が低下するため、スプレッドが広がりやすくなります。

レバレッジ

楽天FXでは、5種類のレバレッジコースが用意されていて、投資家それぞれのリスク許容度に応じて選ぶことができます。

基本的に「スタンダード25倍コース」を選んでおけば問題ありませんが、リスクを抑えてトレードしたい方は低めのレバレッジを選んでも良いでしょう。

  • スタンダード25倍コース(証拠金維持率50%)
  • レバレッジ10倍コース(証拠金維持率40%)
  • レバレッジ5倍コース(証拠金維持率20%)
  • レバレッジ2倍コース(証拠金維持率20%)
  • レバレッジ1倍コース(証拠金維持率20%)

スワップポイント

楽天FXでの10,000通貨あたりのスワップポイントは以下の通りです(2024年4月現在):

通貨ペア買いスワップ売りスワップ
USD/JPY+244円-250円
EUR/JPY+210円-220円
GBP/JPY+261円-266円
AUD/JPY+100円-101円
EUR/USD-0.7ドル+0.4ドル

・スワップポイントは市場金利の変動により、日々変動します。
・プラスの場合は受け取り、マイナスの場合は支払いとなります。
・記載のスワップポイントは10,000通貨あたりの日額です。

取引手数料・コスト

取引手数料無料
口座開設費用無料
口座維持費用無料
入金手数料クイック入金:無料
一般振込:各金融機関の手数料
出金手数料無料

楽天FXの取引ツール

PCツールマーケットスピードFX
楽天MT4
楽天FX-WEB
スマートフォンiSPEED FX
MT4モバイル
主な機能40種類以上のテクニカル指標
マルチチャート表示
チャート上からの直接発注
アラート機能
自動売買(MT4)

楽天FXで口座開設する手順

  1. 楽天FXの公式サイトから口座開設の申し込み
  2. 必要事項の入力(氏名、住所、職業、年収、投資経験など)
  3. 本人確認書類の提出(運転免許証やマイナンバーカードなど)
  4. 口座開設審査(最短2営業日)
  5. ログインIDとパスワードの受け取り
  6. 取引ツールのインストールと初期設定

楽天FXの会社概要

カスタマーサポート

サポート形式対応時間問い合わせ先
電話サポート平日8:30~17:000120-456-789
チャットサポートAIチャットボット:24時間
有人チャット:平日9:00~18:00
取引画面内
メールサポート24時間受付
(回答は営業時間内)
問い合わせフォーム
楽らくサポート平日8:30~17:00画面共有による遠隔サポート

信託保全

楽天FXでは、金融商品取引法および関連法令に基づき、顧客から預かった証拠金は全額、提携先の信託銀行で区分管理されています。

  • 信託保全先:三井住友銀行
  • 顧客資産は楽天証券の財産と完全に区分管理
  • 毎営業日に必要額を計算し、追加信託や解除を実施

これにより、万が一の場合でも預けた資産が保護される仕組みとなっています。

カバー取引先

楽天FXでは、以下の金融機関との間でカバー取引を行い、安定した取引環境を提供しています。

  • 主要金融機関:三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、JPモルガン・チェース銀行
  • 大手証券会社:野村證券、バークレイズ証券、ゴールドマン・サックス証券
  • その他:シティバンク、バークレイズ銀行、ドイツ銀行

複数の金融機関とカバー取引を行うことで、取引の安定性を確保し、より顧客にとって有利なレート配信を実現しています。

楽天証券は日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会に加入しています。

楽天FXと他のFX会社を比較

スクロールできます
FX業者総合点安全性スプレッドスワップポイント約定力通貨ペア取引ツール入出金キャンペーン情報量サポート
LIGHT FX(トレイダーズ証券)
LIGHT FXの評判
91101010108910978
LION FX(ヒロセ通商)
LION FXの評判
88108799981099
FXネオ(GMOクリック証券)
FXネオの評判
8710101085910988
外貨ネクストネオ
(外為ドットコム)
外貨ネクストネオの評判
85107686810101010
SBI FXトレード
SBI FXトレードの評判
8410108106810886
DMM FX(DMM.com証券)
DMM FXの評判
791097838108610
マネーパートナーズFX
マネーパートナーズFXの評判
78101048499888
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)
FXTFの評判
7810966698888
楽天FX(楽天証券)
楽天FXの評判
778877598898
MATSUI FX(松井証券FX)
MATSUI FXの評判
74108583984810

楽天FXで確定申告が必要になる条件

楽天FXで確定申告が必要になる条件は、主に以下の5つのケースが挙げられます。

年収が2,000万円を超える場合

年収が2,000万円を超える会社員は、たとえFXで利益が出ていなくても確定申告が必要です。

年収2,000万円超の場合は年末調整が行われないためで、年末調整が行われないと、社会保険料控除や生命保険料控除等の控除が適用されず、源泉徴収されている税額が正確ではない可能性があります。

そのため、年収2,000万円超の場合はFXの利益に関わらず、確定申告を行って正しい税額を計算する必要があります。

FXや副業での所得が年間20万円を超える場合

サラリーマンが本業以外でFX、アフィリエイト、Webライティング、不動産投資、株式投資等の副業で年間20万円を超える所得を得た場合は、確定申告が必要です。

ここでいう所得とは、収入から必要経費を差し引いた残りの金額を指します。

たとえばFXの収入が50万円で必要経費が25万円の場合、所得は25万円となり、確定申告が必要になります。

必要経費には、FXに使用するパソコンや通信費、セミナー参加費、取引にかかる手数料等が含まれますが、プライベートでの使用分との切り分けが難しい場合は、使用割合に応じて按分する必要があります。

扶養に入っている場合でFXの所得が48万円を超える場合

扶養に入っている人がFXで48万円を超える所得を得た場合も、確定申告が必要です。

この48万円とは基礎控除額のことで、合計所得金額が2,400万円以下の人は一律48万円の所得控除を受けられます。

たとえばFXの収入が60万円で必要経費が10万円の場合、所得は50万円となり基礎控除額を超えるため、確定申告が必要となります。

一方、FXの収入が55万円で必要経費が10万円の場合は、所得が45万円となり基礎控除額以下であるため、確定申告は不要です。

損益通算を行う場合

FXで損失が発生し、他の先物取引等との損益通算を行う場合は、利益の金額に関わらず確定申告が必要です。

FXと損益通算できるのは、CFD(差金決済取引)や商品先物、日経平均先物等の「先物取引に係る雑所得」に分類される所得のみです。

これらの取引で損失が出た場合、FXの利益と通算することで、FXの課税所得を減らすことができます。

ただし、事業所得や不動産所得など、先物取引に係る雑所得以外の所得とは損益通算できないので注意が必要です。

繰越控除を行う場合

FXで損失が発生し、損益通算を行ってもなお控除しきれない損失がある場合は、確定申告を行うことで、その損失を翌年以降3年間繰り越して控除することができます。

たとえば2023年にFXで100万円の損失が発生し、他に先物取引等の所得がなかった場合、2024年以降3年間は、FXで利益が出れば、その利益と2023年の損失を相殺することができます。

ただし、損失が発生した年とその後の3年間は、取引の有無に関わらず確定申告を行う必要があります。

楽天FXに関するQ&A

取引に必要な最低資金はいくらですか?

楽天FXでは、1,000通貨単位から取引が可能です。

例えば米ドル/円が150円の場合、最低証拠金は約6,000円(レバレッジ25倍の場合)から取引を始めることができます。

ただし、安定した取引を行うためには、最低証拠金の10倍程度(約6万円)の資金を用意することをおすすめします。

口座開設にはどのような条件がありますか?

楽天FXで口座開設するには以下の条件を満たす必要があります。

  • 満18歳以上80歳未満の個人のお客様
  • 金融資産が100万円以上あること
  • 日本国内にお住まいの方
  • ご本人名義のメールアドレスをお持ちの方
  • 楽天証券の口座をお持ちでない場合は、証券総合口座の開設も必要
取引時間は何時までですか?

楽天FXの取引時間は米国の夏時間・冬時間で異なります。

  • 【夏時間】月曜7:00~土曜5:55(火~金は6:10~翌5:55)
  • 【冬時間】月曜7:00~土曜6:55(火~金は7:10~翌6:55)
楽天ポイントは取引でどのように貯まりますか?

楽天FXでは、10万通貨の取引ごとに1ポイントの楽天ポイントが付与されます。

  • 1,000通貨の取引:100回で1ポイント
  • 1万通貨の取引:10回で1ポイント
  • 10万通貨の取引:1回で1ポイント

貯まったポイントは楽天市場での買い物やその他の楽天グループサービスで利用できます。

ただし、MT4口座での取引はポイント付与の対象外となります。

スキャルピングは可能ですか?

楽天FXでは、短時間での連続した取引(スキャルピング)は推奨されておらず、取引規定において「短時間における連続した取引」は契約解除事由となる可能性があります。

スキャルピングを行いたい場合は、他のFX会社の利用を検討しましょう。

MT4は利用できますか?

はい、楽天FXではMT4専用口座を開設することでMT4を利用できます。

国内大手証券会社でMT4を提供しているのは楽天証券のみです。

MT4では以下のことが可能です。

  • 豊富なテクニカル指標の利用
  • EAによる自動売買
  • 独自のインディケーター作成
  • PC・スマートフォンでの利用

ただし、MT4口座は通常の楽天FX口座とは別口座となり、スプレッドも異なりますのでご注意ください。

取引手数料はかかりますか?

楽天FXの取引手数料は無料です。

ただし、売値と買値の差(スプレッド)が取引コストとして発生し、主要通貨ペアの通常時のスプレッドは以下のとおりです。

  • 米ドル/円:0.2銭
  • ユーロ/円:0.5銭
  • 英ポンド/円:0.9銭

なお、早朝時間帯(3:00~9:00)や経済指標発表時はスプレッドが拡大する傾向があります。

デモ取引は利用できますか?

はい、楽天FXでは90日間利用可能なデモ口座を無料で提供しています。

デモ口座では以下のことが可能です。

  • 実際の取引環境での取引練習
  • 各種取引ツールの操作方法の習得
  • リアルな市場環境でのシミュレーション
  • MT4デモ口座も別途利用可能
入出金方法について教えてください

入金方法は以下の3つから選択できます。

  • クイック入金(13行以上対応、手数料無料、即時反映)
  • マネーブリッジ(楽天銀行との連携サービス)
  • 一般振込入金(各金融機関の手数料が必要)

出金は原則として24時間受付可能ですが、翌営業日扱いとなります。

また、楽天銀行口座への出金であれば、マネーブリッジを利用することで素早い出金が可能です。

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この記事を書いた人

小畑 和彰のアバター 小畑 和彰 合同会社WOZ 代表

1999年11月12日、神奈川県三浦市にて生まれる。東京都目黒区在住。
2016年7月にフリーランスとして起業し、Webサイト運営・アフィリエイト広告事業を開始。2020年4月に合同会社WOZ(WOZ LLC)を設立し、アフィリエイト事業の一部を法人化。
現在は、アフィリエイトやウェブ制作を主軸に置きながらも、FXや株式投資にも意欲的に取り組み、自身で得た知見をもとに情報発信を行っている。

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