bybitの評判｜安全性・メリット・デメリット・登録方法を解説

海外の仮想通貨取引所「bybit」（バイビット）の評判をまとめました。

実際にbybitを利用しているユーザー150人を対象にアンケートを行い、メリット・デメリットを徹底的にあぶり出したので、表面的な情報ではなく、実情に即した内容となっています。

これからbybitを使おうと考えている人は、ぜひこの記事を参考材料にしていただければ幸いです。

bybit総合評価・ユーザーの口コミ

メリット・デメリット

管理人の総評

bybitは世界1,500万人以上のユーザーに利用されている大手取引所で、日本人からも絶大な人気を集めています。

取引画面やアプリが使いやすく、日本語対応も行き届いているため、初心者でも馴染みやすい業者です。

現物とデリバティブ両方に対応しており、取り扱い銘柄も充実、ステーキングやコピートレードも充実しているので、幅広い用途やトレードスタイルにマッチするでしょう。

全体的にとても完成度の高い取引所ですが、日本円を直接入金できない、日本円ペアを取引できないといった海外取引所特有のデメリットも存在します。

また、取引手数料やカード入金の手数料がやや割高なので、気をつけないと手数料負けしてしまいます。

ユーザー150人によるbybitの評判

bybitを実際に利用しているユーザー150人を対象にアンケートを行い、メリット・デメリットを調査し、それぞれ上位5位の項目をグラフにまとめました。

bybitのメリットTOP 5

bybitのメリット・長所として最も多く集まったのが「取引ツールが使いやすい」で「レバレッジが高い」も同等でした。

次いで、「約定力が高い」「取り扱い銘柄が豊富」などが寄せられ、取引環境が優れていることが裏付けられました。

bybitのデメリットTOP 5

bybitのデメリット・短所として最も多く集まったのが「法定通貨を入金できない」で、「円建て取引ができない」も多かったです。

国内取引所であれば日本円を入金して、円建て取引ができますが、bybitは金融庁未登録の海外取引所のため、円建て取引には対応していません。

また、「取引手数料が割高」や「カード入金の手数料が高い」といった意見も少なからず寄せられました。

bybitの安全性・信頼性：評価⭐️⭐️⭐️

公式Webサイト	https://www.bybit.com/ja-JP/
運営会社	Bybit Fintech Limited（ドバイ）
設立	2018年3月
資金の管理方法	分別管理
セキュリティ対策	マルチシグネチャ コールドウォレット 二段階認証 ログイン通知メール

bybitの運営実績・金融ライセンス

bybitは2018年3月にシンガポールで設立された取引所で、2023年にはアラブ首長国連邦（UAE）ドバイのドバイ世界貿易センターに本社を移し、ドバイの暗号資産規制機関から金融ライセンスを与えられています。

設立の翌年2019年には早くもBTC世界取引シェアの10%を獲得し、世界第4位の取引所としてランクイン。

2022年には、F1の強豪チーム「オラクル・レッドブル・レーシング」とスポンサー契約を結ぶなど、世界的な影響力を高めています。

資産をマルチシグ・コールドウォレットで管理

bybitではマルチシグネチャを導入しており、複数の秘密鍵を用いて仮想通貨ウォレットを管理しているため、顧客資金をハッキングリスクから守っています。

また、顧客資金のほぼ全てをネットワークから隔絶されたコールドウォレットで管理されており、万が一ハッキングされても資金を持ち逃げされることがありません。

二段階認証を設定可能

bybitには次の3種類の二段階認証を設定できます。

• Eメール認証
• 携帯電話SMS認証
• Google認証（Google Authenticator）

bybitの新規登録時に、Eメール認証かSMS認証のどちらかを設定する必要があるため、登録後に残り2つを設定すれば強固なセキュリティ対策ができます。

新規登録を行ったら、真っ先にGoogle認証（Google Authenticator）を設定することをおすすめします。

Google AuthenticatorはiOS・Android向けの二段階認証アプリで、一度設定すると、bybitでログイン・出金する際に、アプリで表示される6桁のワンタイムパスワードの入力を求められます。

ゼロカットシステムにより追証リスク無し

bybitはゼロカットシステムを採用しており、追証（おいしょう）が請求される恐れがありません。

ゼロカットシステムとは、相場の急変動によってロスカットが間に合わず、口座残高を超える損失が発生した際に、残高以上の損を取引所側が負担してくれる仕組みです。

日本の取引所では、金融商品取引法によってゼロカットが禁止されており、残高以上の損は追証が請求されてしまうため、自己資金を超える損失が生まれるリスクがあります。

bybitのようにゼロカットのある海外取引所を使えば、自己資金以上に損する危険性を防げます。

日本の金融庁から警告を受けている

日本の金融庁は、日本国内で金融ライセンスを取得していないにも関わらず、日本で営業を行っている業者を「無登録業者」と位置づけ、随時「警告」を行っています。

「無登録で暗号通貨交換業を行う者の名称等について」のリストの中にはbybitも掲載されていることから、あたかも悪質な業者であるかのような印象を受けてしまいますが、そもそもbybitは日本居住者を対象とした業者ではないため、日本で金融商品取引業の登録を受けていないのは自然なことです。

仮に日本で無登録のbybitが、日本国内で営業活動・宣伝活動を行った場合には違法となりますが、日本居住者が自らの意思で利用するぶんには、利用者側に何ら違法性はありません。（業者側の違法性を否定するものではありません。）

bybitの取引環境：評価⭐️⭐️⭐️

完全日本語対応

bybitのウェブサイトはほぼ全て日本語表記となっており、登録から取引まで全て日本語で、英語がわからない人でも安心して利用できます。

また、メールやライブチャットを通じて24時間365日日本語サポートを利用できるため、初心者ユーザーに人気なのも頷けます。

アプリ・取引プラットフォーム

bybitの取引や口座管理はモバイルアプリやWeb上から行います。

• bybitの取引画面を開く
• iOSアプリを入手
• Androidアプリを入手

スマホアプリはとても完成度が高く、銘柄ウォッチから高度なチャート分析や取引、口座の入出金まで直感的に扱うことができます。

パソコンから取引する人は、Webブラウザで大画面の取引ができて、取引環境は快適そのものです。

現物・デリバティブ取引に対応

bybitでは様々な取引手法に対応しています。

現物とデリバティブ取引どちらも可能で、それぞれ様々な取引商品が用意されているので、リスク許容度やその時々の相場環境にあわせて多種多様な取引ができます。

ステーキング

bybitでは、仮想通貨を預けると利息を貰えるステーキングに対応しています。

ステーキングには、ステーク期限と払い戻し期間の制約がない「積立ステーキング」と、ステーク後に7日〜60日資産がロックされる「定期ステーキング」があります。

定期ステーキングのほうが利率は高いが、一定期間資産がロックされるため、暴落に巻き込まれても資産を退避できないのがデメリットです。

2023年9月時点での人気銘柄のステーキング年率利回り（APR）は次のとおり。

十分な流動性があり約定力が高い

bybitは累計1,500万人以上に利用され、常に世界中のトレーダーが取引しているため、十分な流動性があります。

2023年9月26日時点では、24時間の出来高はBTC現物（BTCUSDT・BTCUSDC合計）で3.3億米ドル（約500億円）、BTCUSDT無期限先物における19億米ドル（約2,800億円）にものぼります。

注文板がとても厚く、大きなポジションを取引する際もしっかり約定するため、売買タイミングを要求される短期トレードにも適しています。

サブアカウントを作成可能

bybitでは、1つのアカウントで最大20個のサブアカウントを作ることができ、用途やトレードスタイルに応じて使い分けることが可能です。

サブアカウントの作成にあたり費用や手数料は不要で、最低残高などの制約もないため、デメリットは皆無といって良いでしょう。

ただし、サブアカウントを作るにはパソコンからログインする必要があり、スマホアプリでは対応していないので注意しましょう。

また、サブアカウントへ直接入金したり、サブアカウント同士で振替送金はできず、メインアカウントを通して送金する必要があるため、送金に際してやや手間がかかります。

レバレッジは最大125倍

bybitのレバレッジは最大125倍で、手持ち資金の最大125倍のポジションを取引できます。

ただし、最大レバレッジは取引の種類や銘柄ごとによって異なり、人気銘柄の最大レバレッジは次のとおり。

通貨	USDC無期限	USDT無期限	インバース無期限
BTC	最大125倍	最大100倍	最大100倍
ETH	最大66.67倍	最大100倍	最大100倍
XRP	最大50倍	最大75倍	最大50倍
ADA	–	最大75倍	最大50倍
LTC	–	最大50倍	最大50倍
BCH	–	最大50倍	–
DOGE	–	最大75倍	–
LINK	–	最大50倍	–
SOL	–	最大50倍	–

基本的に上記のとおり高いレバレッジを利用できますが、保有するポジションの総量が増えると、最大レバレッジが引き下がります。

例えばBTCUSDT無期限先物の場合、最大100倍で取引できるのは保有ポジション200万USDTまでです。

bybitの手数料：評価⭐️⭐️

取引手数料

bybitでは現物取引、無期限先物取引、オプション取引において取引手数料がかかります。

取引手数料は保有ポジション量に対してのパーセンテージで計算され、テイカー・メイカーと会員ランクによって手数料率が決まっています。

• テイカー：注文板に並んでいる注文を取る側
• メイカー：注文板へ新たな注文を並べる側

基本的には次の手数料が適用されます。

取引商品	テイカー手数料	メイカー手数料
現物取引	0.10%	0.10%
無期限先物取引	0.06%	0.02%
オプション取引	0.02%	0.02%

会員ランクが上がると手数料が安くなり、次のとおり適用されます。

先物決済手数料

期限付き先物取引で期日までに決済を行わないと、期限日に0.05%の手数料が発生します。

ファンディング（スワップ）手数料

無期限先物取引では、現物取引と先物取引における価格差を是正するためのファンディング手数料が発生します。

ファンディング手数料は毎日8時間ごと、日本時間の1時・9時・17時に発生し、このタイミングでポジションを持ち越すと必ず手数料が発生するので注意が必要です。

ファンディング手数料はプラスの場合とマイナスの場合があり、手数料発生時にロング（買い）かショート（売り）どちらを持っているかによって、手数料を払うか貰えるかが決まります。

bybitの取引画面では、「資金調達率」と表記されており、手数料率と次のタイミングまでの残り時間がリアルタイムで確認できます。

ファンディング手数料	ロング（買い）	ショート（売り）
プラス	手数料を支払う	手数料を貰う
マイナス	手数料を貰う	手数料を支払う

入金手数料

bybitの入金手数料は基本的に無料です。

ただし、クレジットカードで仮想通貨を購入すると2.7%〜4.5%の決済手数料が発生し、入金額が大きくなるほど手数料も高くなるので注意が必要です。

入金方法	手数料
仮想通貨入金	無料
VISA	3.05%
Mastercard	2.7%
JCB	4.5%

出金手数料

bybitからの出金には、トランザクションフィーはbybit側が負担してくれるが、そのかわりに出金手数料がかかります。

出金手数料は通貨によって異なるため、もし出金しようとする通貨の手数料が割高な場合は、他の通貨へ両替してから出金すると良いでしょう。

出金通貨	手数料
USDT	0.03〜3 USDT
USDC	1〜10 USDC
BTC	0.0002 BTC
ETH	0.0003〜0.0012 ETH
XRP	0.25 XRP
BIT	13.43 BIT
ADA	2 ADA
LTC	0.001 LTC
DOGE	5 DOGE

両替手数料

bybitではマイページ内で簡単に仮想通貨を別の通貨へ両替でき、両替手数料は無料です。

bybitの入出金方法：評価⭐️⭐️⭐️

bybitへの入金方法は、仮想通貨入金、カード決済、P2P取引などが用意されています。

仮想通貨入金	300種類以上の通貨で入金可能
カード決済	VISA・Mastercard・JCBに対応 決済手数料がかかり、VISA：3.05%、Mastercard：2.7%、JCB：4.5%
P2P取引	購入者と販売者間で直接売買が可能 販売者によって銀行振込、PayPay、LINE Pay、コンビニ払いなどが選べる

bybitからの出金方法は仮想通貨出金のみ。

セキュリティ対策の観点から、出金するにはGoogle二段階認証の設定が必須です。

原則として本人確認（KYC）をしなくても出金できますが、1日20,000 USDT以上・月間100,000 USDT以上を出金するには本人確認を済ませる必要があります。

KYCレベル	条件	出金上限
KYC無し	–	1日2万USDTまで 月間10万USDTまで
レベル1	必要事項を入力 身分証明書アップロード	1日100万USDTまで
レベル2	住所証明書類アップロード	1日200万USDTまで

bybitからの出金はすべて手動で審査しており、1日3回（日本時間1時・9時・18時）のいずれかのタイミングでしか出金できません。

そのため、「bybitは出金に時間がかかる」というネガティブな口コミも少なからず見受けられます。

bybitのボーナス・キャンペーン：評価⭐️⭐️⭐️

bybitでは常にいくつものボーナス・キャンペーンを提供しており、様々なタスクをクリアしていくことで様々なボーナスをもらえます。

bybitの取り扱い銘柄：⭐️⭐️⭐️

bybitの取り扱い銘柄はとても幅広く、現物・デリバティブともに多種多様なペアが用意されています。

2024年3月現在の取り扱い銘柄数は次のとおり。

bybitの登録・口座開設方法